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うんうんっ!だけがでるよっ! 8KB 4投稿 匂い立つお話 マジでうんしー駄目な人は引き返した方が吉 耐性が無い人は確実に気持ち悪くなります。あっても厳しい戦いになると予想 それと一部のネタごめんなさい。先に謝っておきます ↓それでもいいか。の僧侶は歩を進めよう 「れいむのあにゃるでしこってもいいよっ!」 プリケツをこちらに向けて、小さな穴をこれ見よがしに突きつけているれいむ 「うんうんしゃんいっぴゃいでちゃよっ!ちゅっきりーっ!」 カーペットの上でうんうんをして、素晴らしい開放感に身を振るわせる赤れいむ はい。毎度おなじみ不法侵入ですね? ワンパターンはゆっくり出来ないよ 「れぇいむのあにゃるきりぇいにちてにぇっ!」 「ゆっ!おちびちゃんのおしりをきれいにしてねっ!にんげんさん!」 お前が綺麗にしろよっ! 「はやくちてにぇっ!りぇいむおきょるよっ!」 ぷりーんぷりーんと左右に下半身(なのか?)を振る赤れいむ。隣で早くしろと親れいむが怒鳴る 新しく引いたカーペットには、黒いほかほかの子山が二つ 俺は親れいむを掴かんで、空高く浮かせる 「ゆーっ!おそらをとんでるみたいっ!」 わさわさと髪を動かして嬉しさをアピールする親れいむ 「とってもゆっぐぢぃ!?ぶぼぉおっ!?」 腕を振り上げて、床に黒く盛られているうんうんの上に叩きつけた 顔面にうんうんの中心部が直撃したれいむ 「いだいよっ!なんでごどずるのっ!?」 顔をあげたれいむは真っ黒だった。デロリと柔らかい餡が頬を伝って下へと流れ出す 俺はその姿に引いた。幾らなんでもグロすぎる 「いんやぁーっ!?みゃみゃうんうんくちゃいよーーっ!?」 「ゆぼぁーーっ!?うんうんくさくてゆっぐりできないーーーーっ!?」 それを見て俺は思った 何処までがうんうんの境界線なのだろうか?と 「ゆー!ゆっくりできるよっ!」 「きりぇいにちてにぇっ!」 俺はれいむ達を綺麗にする為、適当にシャンプーをした 「ゆっくりできるねっ!」 「おいちいねっ!」 風呂上りに餌を食わせる。それも大量に これだけ美味しい物を食べたのは久しぶりなのだろう。次から次へと、腹に詰め込んでいくれいむ達。 「ゆゆっ!うんうんがしたくなってきたよっ!?」 「ゆゆっ!れぇいむもでりゅよっ!」 食べ物に含まれる毒素を排出するという説も有る 古い餡を出すという話も有る 美味しいものをより多く食べたいから出す。という説も耳にした 色々説はあるが、環境によって適応した結果なのだろう どれも間違いでは無いと思う ……で、こいつらは三番目のタイプだな 尻を上げながら、横目でチラチラと餌皿を見ている。なんて嫌な目線なんだ 「ゆん。れいむのうんうんさんみたいのっ?とんだへんたいさんだねっ!なんならたべてもいいよっ!」 れいむを持ち上げて目線を合わせたら、とんだ勘違い発言が飛び出したよ コイツはアホですな 「ゆー!もりもりーっ!すっきりーっ!」 空中で、アクロバティクにうんうんをひねり出す親れいむ 今まで感じたことが無い開放感にご満悦のご様子 落下していく黒い塊 その着弾地点には最愛の赤れいむが居た 「ゆーっ!きゃわいいりぇいむがうんうんちゅるよーっ!ちっきぶぼぉおっ!?」 汚い声を漏らして、爆弾に押し潰された赤れいむ 赤ゆの小さな腹に着弾してしまったのが原因だろう。予定量を遥かに上回るうんうんが飛び出していた 「あーーーっ!?れいむのかわいいあかちゃんがーーーーっ!?」 手の中で暴れる親れいむ このまま落として、可愛い赤ちゃんを圧死させるのも面白そうだが、ここは優しく床へと下ろす 「どぼじでごんなごどにっ!?あかちゃんしっかりしてーーっ!」 口では赤ゆを思う母っぷり その実態は、うんうんまみれの赤れいむに近づけなくて、その周囲を様子見で回る母の姿 お前が赤ちゃんに捧げた愛はその程度か 「……ゆっ…ゆじっ?……あぁーーー……。」 虚ろな目の赤れいむからしーしーが漏れ出す 水分で溶解して混ざり合ったうんうんが、赤れいむの周りに緩やかに広がり始める 赤れいむが動く気配が無い。気絶してしまったのか? 「だずげでぐだざいっ!?どっでぼゆっぐぢじでいる、でいぶのあがぢゃんだずげでぐだざいっ!」 赤れいむは虫の息 俺は、指先で赤れいむのリボンを摘み、地獄から引きずり出してやった 「あじがどうございばずっ!おちびちゃんよかったねっ!」 れいむに見えない様に体の影へと隠して、赤れいむの口にうんうんを詰め、喉の奥に無理矢理押し込める オレンジジュース? こんな奴らには勿体無い。排出物で十分だ 「……ゆ?…あみゃあみゃ…しゃん……。」 「おぢびぢゃあぁあーーーんっ!?よがっだよーーーっ!」 栄養を口にした赤ゆが意識を取り戻す 親れいむは感無量。そして、すぐさま返せと喚きだした それを俺は手で制す 「まて、これでは栄養が足りなくて死んでしまう。最高の薬が必要だ。」 「そうなのっ!?」 「これにはれいむの力が必要になる。協力してくれるな?」 「ゆゆっ!おちびちゃんのためならなんでもするよっ!」 れいむは赤ちゃんを救う為に同意した それを見たお兄さんは頷いて、れいむを再度空中に持ち上げる さぁ。治療の始まりだ 「さぁ。ちゅーぱちゅーぱ!しようねっ。赤チビっ!」 「いやぁーーーっ!ゆっくりできなーーーーいっ!?」 「ゆーーっ!くちゃいよーーーーーっ!?」 れいむは、羞恥に耐えられずに身を捩り、世話しなく俺の手の中で暴れている それもその筈。れいむのあにゃるは、最愛のおチビちゃんの頭上に晒されているのだ 少しずつ漏れ出したうんうんが、下に居る赤れいむの口へと向かっていく 赤れいむは逃げる体力が無いらしい 目から涙を流し、やめて欲しいと訴えている 「 やめてねっ!にんげんさんはへんたいさんなのっ!?ゆっくりできな……いやぁーーーっ!? ぽんぽんさんがしまるよっ!?やめてーっ!もれちゃぁーーーーーーうっ!」 うんうんを我慢し続けるれいむ だが、俺は腹の横を掴んでいる指先に力を少しずつ込めて、じっくりと内部を圧迫していく れいむのあにゃるは崩壊寸前だ 「ゆあぁーーーーーーーっ!?じゃめぇーーっ!れぇいむしょんにゃにちゃべれにゃいよっ!?」 恐ろしい塊が赤れいむの頭上に出現 まさに核弾級 先程食らった爆弾を遥かに超越していた 「あぁーーーっ!うんうんざんずっぎりーーーっ!」 「ゆっ!?ぼぶぢっ!?」 大口を開けて叫んでいたので、赤れいむの口一杯に大量の塊が飛び込んだ 収まらなかったうんうんが周りに溢れ、赤れいむの姿を覆い隠していく 視界が黒く塗りつぶされて、ゆっくり出来ない匂いに全身を包まれた感覚 最悪な環境で赤れいむは絶望を味わっている時、圧し掛かる重さに耐え切れず口内が裂ける そこから漏れ出した体の中身が、ゆっくりと周囲のうんうんと同化していく もう、赤れいむは助からない 「あがちゃんゆっぐぢじでいっでねーーーっ!?」 親れいむの尻の下で、広がっていく黒い餡子 その中心に、苦痛に満ちた赤れいむの顔がある 中身は致死量を越える量が漏れてしまった。皮の一部が黒く汚れ、餡子海の表面に浮かぶ 「ゆぁあーーーっ!?どぼじでごんなごどにーーっ!!」 悲しみに涙を流すれいむ それでも、うんうん塗れの赤ゆからは、一定の距離を意識的に開けている 同情する気も失せるわ 「がえじでねっ!かわいいおちびぢゃんがえじでーーっ!?」 れいむの腹を足で踏む 「ゆゆっ?やめてね!ゆっくりできないよっ!」 そのまま腹を圧迫していく。れいむも何をされるのか理解したらしい ピコピコを振り回して抵抗するが、少しばかり遅すぎたようだ 「うんうんさんがでちゃうよっ!あしをゆっくりどけてねっ!」 恐怖にしーしーが漏れ出した あにゃるが強制的に開き始め、したくもないうんうんが顔を出す つい先程大量にしたばかりなのだ。このままではゆっくり出来なくなる 「やべでっ!?おでがいじばずっ!ゆぁあーーーーーーっ!?」 言葉では止まらない 足に力が込められて、中身があにゃるへと集中する そして、れいむの括約筋?は崩壊した 下半身の餡子が無い れいむは死の恐怖で震えた。ゆっくりとお迎えが来てるのが解る 「にんげんさん……れいむをたすけてねっ……!」 何かを食べて中身を補充しなければならない 「ほらよっ。」 「ゆっ?ぶぶっ!うんうんざんはだべられないでじょっ!?」 お兄さんはリボンを摘んで、れいむをうんうんの山に投げ入れる 鼻が曲がりそうなほど臭かった。でも足が動かないから逃げる事も出来ない 「食わなければ死んじゃうんだろ?」 その言葉を耳にしたれいむは、苦渋の決断をする 「……むーしゃむーしゃ……ふしあわぜーーっ!ゆぼぇえっ!?」 食べては吐き、食べては吐く れいむは苦しみながらうんうんを飲み下す おチビちゃんの分まで、ゆっくり生きることが何より大事。れいむは、口に黒い塊を運び続ける 「さようなら。れいむ。」 「!?」 俺はれいむの後頭部に足を振り下ろす れいむは赤れいむ同様、口一杯にうんうんを詰め込んだまま潰れた 最後の言葉も発せず、れいむのゆん生は、黒い餡子の中で幕を閉じる 頬から出れば餡子 あにゃるから排出された物は全てうんうん もう出ないはずのうんうんを、無理矢理搾り出したれいむの中身 それを苦痛のまま食べたれいむを見てそう思った どちらも同じ物のはず。それが過程が違うだけで、こうも拒否反応を示すとは…… ゆっくり達は面白いな そんな事を思いながら、足元に視界を移し溜息を漏らす 「とりあえず……。クリーニングだな。」 結局得た情報は大した物では無かった それに、隔離して虐待行為をしなかった失態が、嫌でも目に飛び込んでくる 所々黒く染まったカーペット 高い代償を払ったお兄さんは、もう一度、深い溜息を漏したのであった おわるか あとがき 誰も書かないSSをあえて書く。それが俺! オチが弱い。と言うか適当すぎる 境界線とか書いて煽った結果がこれだよ!そう、これは罠だったのさっ! 正直うんうんが書きたかっただけなのです 本当に最後まで読んで下さってありがとうございました トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る うんうんって記憶が排出されてんのと同じだよね -- 2021-03-26 12 47 01 れいむのあにゃるでしこってもいいよっ!←(笑) -- 2017-03-15 00 33 02 死ね -- 2017-02-08 16 56 18 興奮した -- 2015-12-15 01 13 20 !んもむねやはだまたつりみひぬひにすしちみせみぬねにひくきさしひみてちひにきた -- 2013-09-16 09 23 08 ひど〜いwww -- 2013-08-09 18 22 41 ゆっくりにうんうんを食べさせるのが大好きなんだ、もっと長くうんうんだけを与え続ける虐待をしてほしかった -- 2013-01-17 14 41 04 面白かったー、ピキィの後のスッキリーが素晴らしいw -- 2011-11-02 23 04 20 でいぶではないが、親れいむひどいwww主に頭の出来がひどい。自分のうんうんに潰された子供を助けにいかないし。 赤れいむの一度ならず二度までも親のうんうんにプレスされたり知らずのうちにうんうん食わされてるのも最高。「ちっきぶぼぉおっ!」とか「ゆじっ……あぁーーーー…」とかのセリフもQNQNした。 -- 2011-03-10 13 45 21 すーぱーうんうんたいむ、はじまるよ -- 2011-01-04 21 14 03 どうせ餡子だしね。うんうんは汚くないよ。 可愛いれいむとおちびちゃんだねぇ・・・楽しかったぁ 楽しい愉快なゆっくりを書くのが上手いなぁ -- 2010-08-28 22 31 15
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んほす乙 -- 2009-01-15 16 29 04 れいむがいちばんのり…… どぼじでおにいざんがいるのぉぉぉ?!でいぶがいぢばんになりだがっだのにぃぃぃぃ!乙 -- 2009-01-15 16 30 15 とりあえず更新乙。 あとれいむはこっちきなさい。 っもかもか室ORんほんほ室 -- 2009-01-15 16 35 16 しょないむなげらんきんぐ1から10いまでせいぞろいなんてやだよぉぉぉぉぉ!! -- 2009-01-15 16 38 17 ゆーゆゆゆ ゆーゆゆ -- 2009-01-15 16 39 57 ひゃあ!がまんしねぇぜ、虐待だぁ! -- 2009-01-15 16 41 17 一万円を一円玉であげたい もちろん一まとめにして頭上から 残った家族は泣きながら数えるんだけど、 餡子脳で数えられず、店では21円しか使えず -- 2009-01-15 16 43 09 2009-01-15 16 43 09 両替を頼んで断られて店内で泣き叫び警官が来たのを見て店員に注意するよう求めた後営業妨害でしょっ引かれる姿が目に浮かぶ -- 2009-01-15 16 44 49 ぱちゅりーがんほおおおおおする時は、「むほおおおおおおお」になるのだろうか めーりんならやっぱり「じゃほおおおおおおおお」なのだろうか その伝で言うなら、ふらんとれみりゃは「うほおおおおおおおおお」だろうか 興味は尽きない・・・ あ、まりさ。今日のご飯だよー。つ「バナナの皮」 -- 2009-01-15 16 47 31 かわいそうだろ、バナナの筋だけ集めて食わせろよ。 -- 2009-01-15 16 48 34 カルシウムもとれる、卵の殻と貝殻の方が良いだろ -- 2009-01-15 16 49 17 よおむ「ちんぽぉぉおおおおおおっ!!おちんぽぉぉおお!!」 -- 2009-01-15 16 52 07 「いまらちおーーー!!」 イラマチオだぼけ!! 「ぺーーにずーー!!!!!」 -- 2009-01-15 16 53 44 むぅ、それもあったか。 とりあえずれいむをきもきも室に入れてくるよ。 っゆっくりベスト10?に入るんじゃね?なアッー!趣味のきもけーね -- 2009-01-15 16 58 35 あんま関係ないけど最近珍種のゆっくりネタを見ないな ゆっくりるーみあのssくらい?やっぱ俺設定になりやすいからみんな自重してるのかな -- 2009-01-15 17 01 41 俺の考えた可愛いゆっくり愛でSSになってしまうからね -- 2009-01-15 17 02 33 ゆっくりれんこんとめり~~の出番ですね!! -- 2009-01-15 17 06 43 ゆっくりれんこん・・・?蓮根状のゆっくりか・・・グロそうだな -- 2009-01-15 17 08 00 ゆっくりれんこ「きょうはここにたんさくにきたのよ!! じゃまするにんげんさんは ゆっくりでていってね!!!」 ゆっくりめりー「ゆっゆ♪ れんことしあわせなかてーをつくるのよ!! ここはそのためのゆっくりぷれいすにするのよ!!」 -- 2009-01-15 17 10 13 未定氏のキスメみたいに上手く愛で苛められたらなぁ。 俺の技量じゃほんとにただのにしかならない。 -- 2009-01-15 17 12 50 ゆっくりれんこをれいぱーありすの群れに放り込んで一部始終をビデオにとって、 そのビデオをれんこがいなくて寂しがってるゆっくりめりーに送りつけて、 じっくりねっちょり見せ付けたい。 -- 2009-01-15 17 14 05 でもキスメは実際使おうとしてみるとあの桶とか隙間にもぐりこんで動かないってのが使いにくすぎる。 使いにくいというより限られやすいからレイパーありすのようにどの状況にも放り込めたる 汎用性がなく幅広く使えないって感じかな。 面白い設定でいいSSだったけど結局俺設定からは抜け出せてないと思うんだよな……。 幅広く人が使おうと思うとある程度汎用性もないと駄目なんだろうな。 つまり、れいむとまりさで事足りると(ry -- 2009-01-15 17 15 28 2009-01-15 17 14 05 この変態め! あっ、れんこがありすの群れに勝ってる。 -- 2009-01-15 17 15 52 珍種のゆっくりなら書いた事あるけど生態を書いた時点で満足しちゃって虐められなかったよ! -- 2009-01-15 17 18 58 逆に言うなら珍種じゃなきゃできないことで書くなら出せるってことかね にちょりがゆっくりを捕食するssとか面白かったんだけどなぁ -- 2009-01-15 17 21 39 でも大体のSSだと既存のどれかが何らかで変異してるか ちょっと風変わりなれいむやまりさがあてがわれて使われてるよな。 -- 2009-01-15 17 27 59 だが自分から珍種を作ろうとするのはなんとなく恐れ多い -- 2009-01-15 17 30 21 肉まんはじめました! 喰えない肉まんにどんな意味があるんだろう -- 2009-01-15 18 18 02 2009-01-15 17 30 21 それこそ「ちょっと風変わりなれいむやまりさ」から始めてみたら良いんじゃないか? 初期に出てきた三倍ゆっくりなんていいキャラしてたし そういやだぜまりさも昔は珍種だったんだよな -- 2009-01-15 18 27 37 飢えたパチュリーの目の前に肉まんをぶら下げて強制運動 「どぼじでおいづがないのおおおおおお! むぎゅえれえれえれ」 -- 2009-01-15 18 29 12 んーやっぱ希少種や珍種新種が強いと「僕の考えた~」っぽくなるねえ はっきり言ってしまえばウザイかもしれんw 結論:依っちゃんはウザイから逝ってよし -- 2009-01-15 18 54 03 2009-01-15 17 01 41 最近る~みあが出たSSって、ゆっくりいじめ系1912 ゆっくりちんちんを求めて 1? それ以外あったら教えてほしい -- 2009-01-15 18 56 51 よっちゃん「ここはよっちゃんのゆっくりぷれいすよ!! いたいめをみないうちに、でていきなさい!!」 数分後 よっちゃん「どうじでぜんぜんいだがらないのぉーー!!」 れい☆まり「おおよわいよわい」 -- 2009-01-15 18 58 21 最近のであったけど作品名おもいだせない・・・ -- 2009-01-15 19 07 21 2009-01-15 18 56 51 未定の人がfuku4866でるーみあ主役の話をあげてたけど、消してしまったみたい -- 2009-01-15 19 09 18 何で消しちまったんだろう、結構好きだったんだけど -- 2009-01-15 19 10 57 よっちゃんヘイトうざいなぁ・・・ なんか最近定期的にここで出るが -- 2009-01-15 19 25 05 そらポッと出が俺ツエーしてりゃあなあ -- 2009-01-15 19 27 00 ポッと出じゃない新キャラがいるなら見てみたい -- 2009-01-15 19 28 15 博麗霊夢と霧雨魔理沙 -- 2009-01-15 19 28 44 2009-01-15 19 27 00 お前は大抵の少年漫画が読めないな -- 2009-01-15 19 30 41 fuku4870.txtを見て思ったんだが 本当にゆっくりしていて他者もゆっくりできるゆっくりって いったいどんなのなんだろうか。 -- 2009-01-15 19 35 40 ゆっくりしずは -- 2009-01-15 19 37 31 2009-01-15 19 35 40 虐スレ住人の側にいないゆっくりだな -- 2009-01-15 19 38 18 虐スレ住人はゆっくりを見るだけで興奮して悶えるからな 悦びで -- 2009-01-15 19 40 56 よっちゃんにはいじめスレでエースになれる器がある よっちゃんかわいいよよっちゃん -- 2009-01-15 19 41 56 万人を同じような方向に持っていけたら戦争は起こらないよ -- 2009-01-15 19 44 09 ガ板ゆっくりだな。要するに理不尽の極み。弱体化前のゆっくり。 虐待スレのゆっくりはゆっくり出来ないように進化した。 言わば究極のゆっくりしないゆっくりだし。 -- 2009-01-15 19 46 40 つまり虐スレゆっくりに対して 「存在自体がゆっくりしてない」 っていうのはあながち間違いではないと -- 2009-01-15 19 55 29 まじめな話よっちゃんはすごく可愛いと思う。だから泣かしたい。 ゆっくりをいじりたい(虐め、虐待にあらず)と思った純粋なあの頃と同じ気持ち。 -- 2009-01-15 19 56 12 お兄さん「お前らは存在自体が既にゆっくりしていないんだよ!!!」 でいぶ「そうしたのは他でもないお兄さんだね」 ばりざ「ゆっくり責任を取っていってね」 お兄さん「お、おう…。」 -- 2009-01-15 19 57 55 お兄さんにたいして責任取れなんて死亡フラグじゃないか とか言おうと思ったけどそもそもありとあらゆることが死亡フラグだから関係ないな -- 2009-01-15 19 59 42 2009-01-15 19 57 55 スレ荒らししてたのはお前らだろうが -- 2009-01-15 19 59 56 ゆっくりは涙した。 どうして、自分達はこうなってしまったのか。 いったい、何が悪かったのだろうか。 絶望を受け入れる事が出来ず、その悲しみをどうしても吐き出したくて。 ゆっくりは叫んだ。 「どぼじででいぶだぢばゆっぐいでぎなぐなっだのおおおおおおおお!!」 「ばるいごどじだのなら、あやばりばず!!どうが、ゆっぐりにもどじでぐだざい!!」 「ヒャア!!俺のせいだよ!!お前らもっとゆっくり出来なくしてやるぜぇーーー!!!」 ゆっくりに神はいない。いるのはただ、鬼威惨だけだ。 -- 2009-01-15 20 00 07 書いてる内に前レスでネタ潰されて俺は悲しみが鬼なった -- 2009-01-15 20 01 07 2009-01-15 19 59 56 悪いけど言ってる意図がよく分からん なんか来てたの? -- 2009-01-15 20 03 23 2009-01-15 20 03 23 元々のコピペAAの頃からいろんな所に出没して荒らしてただろ? お兄さんが出る前の時点でゆっくりしてないよお前ら。 って事だろ -- 2009-01-15 20 08 54 まあ元々のAAだけ見ると相手に「まあゆっくりしていけよw」と煽ってるだけで 自分たちがゆっくりしたいって言ってるわけではなかったんだよなぁ だから「ゆっくりしていってよー(泣)」が一番元祖に近い苦しみ方なのかも -- 2009-01-15 20 13 53 と言うわけで痛い目にはあわせんが、ただお兄さん達はいそがしくて あまりれいむ達に構ってやれん状況が続く。 「ゆ、ゆっくりしていってよ~!!」 これが最大の虐待だったのか……!! -- 2009-01-15 20 15 14 好きの反対は無関心って奴か このスレ的にはれみりゃが一番シカトに弱そうだね -- 2009-01-15 20 20 23 だが一番シカトするのがキツイのがれみりゃ -- 2009-01-15 20 24 12 ゆっくり虐待の過程で虐待されるゆっくりが地球上の生命を滅ぼすのはありだと思う? -- 2009-01-15 20 25 14 初期には地球滅亡すらあったから良いんじゃないか?たしかギャグ色強い話だったけど 心配なら注意書き付けとけばいいし -- 2009-01-15 20 27 45 わかるよー世界は既に宇宙時代なんだねー 恐るべきゆっくり落とし -- 2009-01-15 20 28 00 2009-01-15 20 20 23 しかし最近のSSではれみりゃ空気という現実 メインで書いてるのはティガの人ぐらいじゃない? -- 2009-01-15 20 28 10 2009-01-15 20 28 10 一時期爆発的に増えすぎたんだろうか?ノンフライ氏がかなり書いてたよな あの時はみんな無性に胴つきれみりゃ虐待を求めていた気が -- 2009-01-15 20 31 12 れみりゃにストレスがマッハになってSS書き始めたのにいまだに一つも書いてない俺 精神系の虐待が好きな俺にとってあれほどアホみたいな奴だとだと書く気にならないんだよなあ -- 2009-01-15 20 32 58 れみりゃの補食オチもなくなったね。安直だと非難されたから。 そしてれみりゃの出番激減。しょせんそれだけの存在か・・・。 -- 2009-01-15 20 33 45 上で上げられてるとおり相手にしないだけで虐待になっちまうから 色々手を尽くす必要がないんだよなぁ なんというか手応えがない -- 2009-01-15 20 34 26 れみりゃが減ったからふらんも出番減ったよね 姉よりすぐれた妹などいねえ -- 2009-01-15 20 39 42 これは、胴無れみりゃSSが出る流れですか? -- 2009-01-15 20 40 15 ジャギがグレたのは主にリュウケンのせい -- 2009-01-15 20 41 11 安直だと非難されたから。 先生、れいぱーありすが消えません -- 2009-01-15 20 45 22 捕食落ちだとれみりゃがウザイからジャマイカ? -- 2009-01-15 20 47 10 >2009-01-15 20 41 11 不出来な弟のために長男がぶっ殺してくれたじゃないか ちゃんと拳王軍にも入れてやったし -- 2009-01-15 20 49 00 2009-01-15 20 40 15 胴無しが一番扱いにくい 台詞うー!うー!だけでガツガツ食い潰すだけだし ある意味ふらんより酷い -- 2009-01-15 20 50 29 胴無しSSって何かあったっけ? -- 2009-01-15 20 54 57 2009-01-15 20 33 45 捕食ネタじゃなくても暴力で強制労働させるネタなんかは結構良かった 「さっさとやれ」 「はいーー!!! はいーーー!!!!」 -- 2009-01-15 20 59 23 溝掬いさせられてたのはめちゃくちゃ笑えたなあ -- 2009-01-15 21 01 43 リュウケンを馬鹿にしたラオウにキレたジャギはマジで かっこよかった パパっ子だったのに衝撃を隠せない -- 2009-01-15 21 05 09 またキリストを呼寄せるような話題を振ったせいでキリストっぽいのが出てきたじゃないか。 -- 2009-01-15 21 14 48 触るなよ 絶対触るなよ -- 2009-01-15 21 15 43 2009-01-15 21 15 43 わかった。舐めるように食すように陵辱するように視姦するくらいにとどめておくよ。 -- 2009-01-15 21 25 11 最近、う~う~って言うの可愛いって人見なくなったな -- 2009-01-15 21 28 48 fuku4871.txt とんだテンプレ改変やでぇ -- 2009-01-15 21 56 54 やっぱりれいむやまりさの方が書きやすいからな -- 2009-01-15 22 10 22 だぜまりさ書いてると嗜虐心がムクムクとテントを張ってしまうよ。いや何処にとは言わないけど。 -- 2009-01-15 22 13 15 森にテントを張ってゆっくり虐待キャンプしようと思ったら ちょっと目を離した隙におうち宣言 まぁ、デフォか -- 2009-01-15 22 15 38 アウトドア用品が虐待道具に早変わりだな 本格使用のバーナーや太くて頑丈なワイヤーで森ゆっくりを虐め倒すぜ -- 2009-01-15 22 23 37 虐ゆっくりって馬鹿とかまぬけにされてるからしょうがないとはいえ たいてい自分から地雷踏みに来るのはなんとかならないんだろうか -- 2009-01-15 22 24 59 風の強い日、ビニールシートが飛ばされないように四隅にゆっくりを置き、真ん中にあまあまを置いて「動かないように」と言い聞かせて、物陰に移動する。 当然のようにあまあまを食べようと中心に集まり、ビニールシートに包まれて飛ばされ、解放されるとあまあまがなくなっていることとお兄さんのいいつけを守らなかったせいでビニールシートが無くなってしまった事に後悔の涙を流すゆっくり。 おっ勃つ。 -- 2009-01-15 22 27 08 ゆっくりに大量の風船を付けてあげたい -- 2009-01-15 22 46 01 お祭りで赤ゆ入りの風船をつけられた親れいむが飛んでいく話があったな -- 2009-01-15 22 50 00 ふとん圧縮袋にゆっくりを入れてみたい -- 2009-01-15 22 52 48 風船のれいむ達はまだ反省してたからかわいそうだったなぁ…… -- 2009-01-15 22 55 16 圧縮袋って掃除機で空気吸い出すあれ? -- 2009-01-15 22 57 21 それ -- 2009-01-15 22 57 39 ゆっくりに自転車の空気入れさすだろ 上下すればゆっくりディグダグ -- 2009-01-15 23 02 45 ディグダグはSSあったな -- 2009-01-15 23 03 47 ニンニク絞り器の大型版で 練った小麦粉入れてにょろ~んとところてん状に丸い小穴から押し出す スパゲティ製麺器ってあったんだが あれに赤ゆ入れて絞りたい嗚呼絞りたい -- 2009-01-15 23 08 44 赤ゆっくりと楽しそうに遊んでる親ゆっくりの目を盗んで赤ゆっくりと白玉を交換して動かないし喋らない白玉を見ながら泣く親ゆっくりを眺めていたい -- 2009-01-15 23 13 19 2009-01-15 22 24 59 なるもならんもないですよ。書きやすくないから敬遠されてるだけでしょうし・・・。 -- 2009-01-15 23 17 25 うでまりささんふつくしい・・・ かきごおり器でごりごりされるまりさとか関西弁を話すれいむとかないのかね -- 2009-01-15 23 47 41 「ゆっくりしてってやー」 「ゆっくりしていってね ……ゆ? ゆゆっ! れいむしゃべりかたが⑨みたいだよ」 「ゆ!? なんでそんなこというんやー」 「ゆうううゆっくりできないよ! ゆっくりやめてね!」 「まりさこそゆっくりできてへんでー! ゆっくりやめてぇや! れいむゆっくりできん! ゆっくりしてってやー!」 「ゆううううううう!???!」 なんとなく関西弁は止めた方がいい気がする。 ※途中関西弁を馬鹿にしたような発言がありますが、そのような意図はありません。誤解なきよう。 なお私も大阪は茨木の人間です。 -- 2009-01-15 23 56 43 2009-01-15 22 55 16 風船のゆっくりは確かに可哀そうだった あのSSには悪意のある奴がいないから余計そう思うんだろうな 赤ゆが親れいむにキレてたけど赤ちゃんとしての我慢弱さと恐怖心から暴言はいただけで 最終的に親れいむと和解してたし親れいむも安易に子供を見捨てなかったし そう言えば親ゆと赤ゆが和解する話って少ないよな ゆ虐だから仕方ないと言えばそれまでだけど・・・ -- 2009-01-15 23 59 43 ゆっくりしていってみゃー!でら!みそみそ! -- 2009-01-16 00 08 18 愛知県のゆっくり霊夢でした。 -- 2009-01-16 00 08 51 愛知県のゆっくりって中に味噌入ってそう -- 2009-01-16 00 10 38 そう言えば親ゆと赤ゆが和解する話って少ないよな 赤ゆにとっての死亡フラグだから… -- 2009-01-16 00 11 02 赤ゆは親を煽って死ぬだけの存在だし -- 2009-01-16 00 12 17 YUZAN「こ、この深い味わいは・・・とんこつだ! このゆっくりは福岡で育てられた極上のとんこつゆっくりだ、そうだろう!」 -- 2009-01-16 00 14 11 れいむ「ゆゆー。おきなわはあったかくてゆっくりできるね」 まりさ「そうだね。おひさまがゆっくりしてるから、おちびちゃんももうおおきくなったね」 そこには成体一歩手前の子ゆが。 子れいむ「ゆ。ひとりだちするよ」 子まりさ「・・・まりさもだよ」 スッと親ゆの前に集まる10匹の子ゆ。 れいむ「ゆ?どうしたの、おちびちゃんたち?」 子ゆ「ゆがぁああ!!あばれるよおぉ!!」 バコーン 巣の中で10匹の子ゆが、トチ狂ったかのように暴れ始める。 止めようとするも、成体サイズの子ゆ10匹を止められるわけもない。 あっという間に巣はボロカスになってしまった。 そこに10匹の子ゆの姿はない。 子ゆ「ゆふ。これがせいじんしきだよ」 -- 2009-01-16 00 17 06 北海道じゃまず生きていけないだろうな ゆっくりって -- 2009-01-16 00 17 58 598さんのに出てきた環境適応型ゆっくりは面白かったなあ 環境系の妨げになるからか流行る気配はないが -- 2009-01-16 00 20 01 毎日が冬篭りだな -- 2009-01-16 00 20 35 虐スレゆっくりは生きるという行為自体に向いていないからな。 -- 2009-01-16 00 21 48 いやあ単純だから、普通に適応すると思う にんげんさんが持っている「冷蔵庫」をゆっくりぷれいすに出来ちゃうくらい でも冬になったら結局その寒さには耐えられず冬ごもりに失敗したらちゃんと凍死するはず -- 2009-01-16 00 25 46 598さんといえば 助手フランちゃんかわいいよ ウフフ -- 2009-01-16 00 27 03 生物として生き残ることを真面目に考えると適応できるだろうが、 ここは虐スレだから適応できない方がゆっくりの反応が面白いからいいや。 適応して生き残るとかは他所のゆっくりに任せよう。 -- 2009-01-16 00 28 33 冬に適応して別に冬ごもりしなくてもよくなったゆっくり 「ちょっとゆきさんつめたいけど、ゆっくりごはんさがそうね!」 「「「「ゆっきゅりしゃがしょーね!」」」」 ~数時間後~ 「どぼぢでごはんがみつからないのぉ・・・・」 「「「「おにゃきゃしゅいたよ・・・・」」」」 -- 2009-01-16 00 31 43 東京→北海道 のトラックに運悪く忍び込んでしまったゆっくりれいむ。 季節は8月。 同族が誰もいない孤独感。 そして忍び寄る冬・・・ れいむの過酷な生活が始まる! -- 2009-01-16 00 32 01 福島の太平洋側はめったに雪フランから 冬眠せずに必死に枯草を食べるゆっくりが見れるかもしれない -- 2009-01-16 00 34 03 カンボジアで大量生産される体つきゆっくり -- 2009-01-16 00 35 05 雪フラン 一瞬なんかの新種かと思った -- 2009-01-16 00 37 20 ありすA(東京)「クスクス」 ありすB(東京)「クスッ・・・」 ありすC(東京)「ぷっ!」 ありすD(さいたま)「(´;ω;`)」 -- 2009-01-16 00 39 08 ありすE(ガ板)「ハッ…」 -- 2009-01-16 00 43 01 埼玉ばかにすんなコラー 俺の婆ちゃんの家があるんだぞコノヤロウ テメーら全部シュークリームにして俺の夜食にしてやる 「「「ゆわあああああ」」」 「どうしてありす(D)まで食べられてるのおおおお!?」 「むぎゅうう! ぱちゅりーはかんけいないでしょおおおおおお」 シュークリームは生クリーム入りが俺のジャスティス。 -- 2009-01-16 00 44 24 ありす(岡山)「ここでだいとかいはのとうじょうよ!」 -- 2009-01-16 00 46 20 思ったのだが、虐スレ産ゆっくりに食べにくい設定があるとする。 ぺにまむ、排泄、粘液、様々だけど、 ここの人たちはどの段階までなら食べられる? 俺は最初期の加工場ss全盛時代のゆっくりじゃないと食えない。 虐めるならどんなゆっくりでもアリだけど。 -- 2009-01-16 00 48 08 かき凍りあったわ、チルノのやつ ゆっくりチルノとチルノははたしてどれくらいバカ度が違うのだろうか -- 2009-01-16 00 56 09 食べようと思えば全部食べられるんじゃないのか? 結局は全部皮と餡子や砂糖水であって、食えない物質ではない 食えないというのは見た目とかの印象での好き好きだろう -- 2009-01-16 00 56 32 2009-01-16 00 48 08 何かの幼虫を踊り食いしたときのアレに比べればどれも問題ない -- 2009-01-16 01 00 18 俺は自分の食べられる奴しかSSには出さない -- 2009-01-16 01 01 14 2009-01-16 00 48 08 俺の中ではゆっくり=食えるだから中身が内臓じゃなければ食えるけどな うんうんしーしーは直食いだとゆっくりが調子に乗りそうなので 無理やり絞り出す感じで痛めつけながらなら気分がいいだろうな 「ワハハー うんうんうめー しーしー甘えー もっと絞ってやるぞー」 「やべでぇぇぇ!!あんござんでじゃぅぅぅ!!!でいぶぢんじゃうよおおおおおお!!!」 -- 2009-01-16 01 01 34 2009-01-16 00 56 09 かき氷といったらやっぱゆ民だろ -- 2009-01-16 01 02 48 ゆっくりを饅頭じゃなくて汚らしい生き物として書いてる人に聞いてみたい。 それを美味しく食べられる自信ある? って。 -- 2009-01-16 01 04 09 (キリッ マジレスするとゆっくり食ったら変な病気がはやった~なんて話もあるくらいだぞ 俺のSSもまったく触れてはいないがそういう設定で書いてるし人間がゆっくりを直で食う描写は一切ない -- 2009-01-16 01 06 45 調理すればって人もいるんじゃね? そういう人にとってはそのままかじりつくってのは生きてるニワトリにかじりつくのと似たような感覚だろうし -- 2009-01-16 01 07 39 少なくとも現代ゆっくりは食いたくない -- 2009-01-16 01 08 48 直食いはお菓子の妖精設定じゃないと無理だな。衛生面から考えて。 ただ、食べるときの反応がギャグだし怖がらないからおもろくないけど。 -- 2009-01-16 01 10 57 衛生面とか魔法生物補正で回避可能だろ -- 2009-01-16 01 16 56 「ここの人たち」がリアルでゆっくりがいたら、って意味なら精神的にも衛生的にもダメ、ゼッタイ。 SSなら別にどんなでも虐待家に食べさせるけどな。 食べるの俺じゃないから。 -- 2009-01-16 01 17 26 食べるんなら加工済みか食べられる覚悟のあるゆっくりしか 食う気にならん。 -- 2009-01-16 01 18 19 「おにーさんにならたべられてもいいよ」 って言わせるぐらいに好感度を上げておいて、蟻やら何やらにむしゃむしゃ食わせたい。 「やべでぇぇ!! れいぶをだべでいいのはおにーざんだげなのぉぉ!!」 -- 2009-01-16 01 21 42 ゆっへっへ まりさをたべていいのはたべられるかくごがあるやつだけなんだぜ -- 2009-01-16 01 23 57 ぎゃおー♪ たべちゃうぞー♪ -- 2009-01-16 01 26 16 俺はいつでもルーミアに喰われたいと思ってる だから、まりさお前を頂く -- 2009-01-16 01 27 43 現代ゆっくりの油がギトギトした皮と 生ゴミで精製された餡子を美味しくいただこうじゃないか -- 2009-01-16 01 29 09 野生のなら綺麗に洗ってから加熱すれば食えるな。 直食いはぜってー無理。 でも都市部の野良は洗おうが加熱しようが食いたくねぇ。 -- 2009-01-16 01 30 47 養殖ゆっくりを育てて、孫の代あたりの産んだ出来たて赤ゆっくりなら頂きたい -- 2009-01-16 01 33 07 舌の上に赤ゆを乗せて、ぷるぷると震える様を体験したい -- 2009-01-16 01 38 36 胴付きと合体!!!→そのままいただきます!!!のコンボで -- 2009-01-16 01 42 57 リアルにゆっくりいたら絶対食えないし、間違いなくここにも来なくなるだろうな ガキや酔っ払いやおっさんが街でゆっくりに暴力振るってたら止めると思う もしゆ民みたいに生きたまま調理してゆっくりの断末魔や命乞いする声が聞こえてきたら、きっと俺はそのまま店を出るよ・・・・・・ -- 2009-01-16 01 45 18 リアルに居ようものなら、虐殺の限りを尽くすだろうな 3次であんなもんが居たらキモすぎる -- 2009-01-16 01 47 39 ていうかゆっくりが赤ゆサイズのままなら、ケージ飼いして愛でそうな気がして困る俺。 -- 2009-01-16 01 48 15 ゆっくりがお菓子の妖精なら、何を食べなくても生きていけるからなにでできた餡子か問題ないな。 ただこの設定は愛で向きなのが難点だ。餓死ないし。 しかも、向こうのゆっくりはまかゆっくりみたいに食われるのが平気なやつ多いし。 -- 2009-01-16 01 49 35 現実にいないからこそこんなとこであんなSS書いてられる -- 2009-01-16 01 50 32 2009-01-16 01 47 39 それは捕まらなくても家族に病院に送られる気がするw -- 2009-01-16 01 51 31 虐待して画像うpとか動画うpしたらそれこそ逮捕だろうよね -- 2009-01-16 01 53 47 コンポスト用に一匹。灰皿用に一匹。 ごみ箱用に一匹。饅頭生産機として二匹。 ってとこだな。 -- 2009-01-16 01 54 31 コンポストはマジでほしい -- 2009-01-16 01 55 13 紙とかお菓子の包みも消化してくれそう -- 2009-01-16 01 56 14 夜中にゴトゴト揺れるコンポスト 時折聞こえる泣き声うめき声 -- 2009-01-16 01 57 24 ちはるゆっくりだけは命を懸けて守る。 全ての虐待作家の虐ゆっくりが同じ世界にいる設定のssがあったらどうなるだろう。 -- 2009-01-16 01 57 50 2009-01-16 01 57 24 なにそのホラー 怖くて寝れんわ -- 2009-01-16 02 00 01 >全ての虐待作家の虐ゆっくりが同じ世界にいる設定のssがあったらどうなるだろう ゆっくりショップにて。 よ「ままー!あのれいむ欲しい!」 幼女の指さす先には、透明なケージに入ったゆっくり霊夢がいた。 マ「まあ安い」 売ってるペットに対する感想としてはなんかズレてる気がするが、なかなか好評価なようだ。 ママさんはどうやら幼女に甘いらしい。 れ「ゆゆー!れいむはとってもゆっくりしてるよぉー!」 れいむは確信した。これはイケると。 だが無常にも、ママさんの顔が険しくなる。 マ「・・・ねっ、こっちのれいむじゃなくてあっちのれいむのほうがいいんじゃない?」 幼女の手を取り、他のケージへと歩いていく親子。 れいむは呆然としていた。 どうみても自分のほうがプリティーでゆっくりしているというのに! れ「どぼじでっ!?れいぶのほうががわいいのにぃいいっ!!!」 マ「ほら、このゆっくりって×××のゆっくりよ?」 よ「えー?ちはるゆっくりじゃないのぉ!?」 マ「ほら、あっちにはキノコ馬ゆっくりもいるし、ちはるゆっくりもいるわよ」 よ「え!キノコ馬ゆっくり見たい!見たい!」 マ「やっぱり、こんな×××(作者名)ゆっくりなんて動く汚物はダメよね」 その後ろ姿にれいむは涙する。 れ「どぼじで・・・どぼじでぇえ・・・」 ぶりぶりとうんうんをひねり出しながられいむは嘆いた。 -- 2009-01-16 02 02 10 2009-01-16 01 57 50 どの作品引っ張り出すかによっても違うんじゃね? -- 2009-01-16 02 02 22 下膨れの顔だけが動き回って人語使ってたら不気味どころじゃないな -- 2009-01-16 02 03 58 俺も最初にゆっくりを見たときの反応は「気持ち悪ッ」だったなあ。 2009-01-16 02 02 10 そんな風に分けられていたら便利だなあ しかし愛と虐を切り替えなきゃいけないから不安定になってしまいそうだ -- 2009-01-16 02 07 27 2009-01-16 02 02 22 それぞれの作者の閲覧数が一番多い作品のゆっくりつれてくればいいんじゃね? -- 2009-01-16 02 08 30 リアルフェイスと思うから駄目なんだ ほんとにあのままの顔なら俺は問題ないけどな -- 2009-01-16 02 08 36 赤福ゆっくりを飼ってみたい。現実の毒に侵される奴。 埃ばっかの俺の家じゃすぐ死ぬだろうな。 -- 2009-01-16 02 09 01 2009-01-16 02 02 10 ムクドリさんのポジションが、ぱちぇになってしまうなそれw -- 2009-01-16 02 09 12 うんこ系作者のゆっくりは売れるのか -- 2009-01-16 02 10 04 今過去ログ見てきたが……2009-01-16 02 08 30の方式だとカオスだw -- 2009-01-16 02 11 42
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俺妄想と設定多数注意 軽い交尾表現有り 人里離れた山の奥。 そこにはぱちゅりーが統治する中規模の群れがあった。 村に侵入して好き放題暴れまくるゲスが居なかった事もあり、 この群れは人間に対して害が無いと言う事で、駆除対象にはならなかった。 長のぱちゅりーは人間に関わることを是としなかったし、最適な生き方を仲間に伝えている。 ここは素晴らしいゆっくりプレイスとして、未来永劫ゆっくり出来ると信じていた。 しかし、そんな良好な餌場を天敵が放って置く訳が無い。 「ゆーん!きょうもいっぱいとれたね!」 「きちょうなくだものさんもとれたよっ!」 「ふかふかのくささんもいっぱいだね!」 頬袋を一杯にしたれいむが急いで帰り道を跳ねる。 今日はご近所さんのまりさとありすで一緒に狩りに出た。 まりさの帽子もパンパンに膨らみ、十分な収穫を手に入れることが出来て大満足のご様子。 ありすも念願のベットを作れるので終始笑顔でゆっくりとしていた。 れいむもご機嫌だった。 滅多に食べれない貴重な果物がたくさん取れたのだ。 それに加えて、滅多に口に出来ない甘い蜜も少しばかり手に入る。 これはいざと言う時の薬に使える高級な物。 会心の狩りの成果にゆっくり達は満足そうにゆっくりと微笑む。 跳ねるスピード上げて、急いで家路に向かう。 「これでおちびちゃんもゆっくりできるね!」 「おなかいっぱいむーしゃむーしゃできるよ!」 「すてきなべっとですーやす-やするよ!」 三者三様に素敵な未来を思い浮かべてゆっくりと妄想に耽る。 そんな事を考えていたら全てのゆっくり達の足が止まっていた。 これはイケナイ!と思い直して帰り道を急ぐ。 今日は沢山の物で浮かれてしまい、遅くまで狩りをしてしまった。 辺りはもう闇に包まれている。 長のぱちゅりーから、暗闇に出歩くのはゆっくり出来ない。と言う事を聞いて育ってきた。 これは、群れのゆっくり達全員が理解している基本的な規則。 闇は確かに怖い。 だが、夜に見える星空も大好きな世代のゆっくり達にとって、夜は恐れる物も少なくなっていた。 要するに危機感が足りないのだ。 平和すぎるこの山奥ではそんなに恐れることは無い。 「ゆ?なにかあかいのがみえるよ?」 「こっちにむかってくるよ?」 「?」 だが…、 そんな平和な暮らしもここまでの様だ。 「ゆっ!?」 「ゆん!」 「………………!?」 れいむとまりさは何かに弾かれて転がっていく。 その時貴重な果物が口と帽子の中で潰れてしまった。 美味しい果汁がれいむの口の中で広がり、まりさの帽子からダラリと垂れてくる。 「ぶつかるのはやめてねっ!れいむのくだものさんがつぶれちゃったよ!」 「おぼうしがだらだらになっちゃったよ!」 「…………………ゅ……。」 抗議をするが辺りは真っ暗。 加害者が何処にいるのかが解らない。 「ゆ?ありすはどこ?おへんじしてね。」 「どこにいったの?ゆっくりしていってねっ!」 「………………ゅ…ぁ…。」 微かな声を聞いてチラリと上を見上げたれいむ達。 そこには赤い目を輝かせる見たことが無い生き物と。 苦痛の表情で中身を吸われ続けているありすが木の上に居た。 「ゆぇえぇぇぇぇぇぇぇっ゛!?」 「いったいなんなのぉおぉぉぉぉっ゛」 「ぶ。」 ありすが木の上から地面に落ちる。 口の中に収納してあった獲物が空中で散らばった。 ありすは中身を殆ど吸われて虫の息だ。 もう長くは無いだろう。 このままずっとゆっくりするまで地面とキスをし続ける。 口からベットになる予定のふかふかの草は、 吸われる際の苦痛で草をかみ締めた事により、ベチャベチャになって地面にばら撒かれていた。 楽しそうな笑顔でゆっくり夢を語っていたありすは、 もう居ない。 「ゆんやぁあぁぁぁぁっ!?おうちかえるぅうぅぅぅぅぅぅっ゛!!! 」 「こないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ゛!?」 赤い瞳が空中で線となり、れいむ達に迫る。 逃げようと必死に飛び跳ねていくが、所詮ゆっくり。 その狩人に叶うわけが無い。 白く尖った牙が眼前に映し出される。 もうそこで運命は決まった。 「ゆぁあぁぁぁぁっ!?いだいぃぃぃぃぃぃっ゛!!! 」 「れ…れいぶぅうぅぅぅぅぅぅぅっ゛!?」 口からボロボロと物を落としながられいむは空中で吼える。 れいむの頬が見た事の無い何かに齧られて、宙に浮いていた。 涙を流しながら身を捩るが、深く噛み付いている牙を外すことが出来ない。 「ほっぺがいたぃいぃぃぃっ!?ゆっぐちはなじでぇえぇぇぇっ!?」 「れいぶをがえじでねっ!?ゆっぐぢでぎないよっ゛!」 地面を跳ねながら必死に叫ぶまりさ。 しかし、その願いが伝わることは無かった。 れいむを口に加えたまま宙を反転して飛び去っていく。 「おちびちゃぁあぁぁぁぁぁあん!?まりざぁぁぁぁぁぁっ!!! 」 「まってね!まっでね!?まっでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ゛!!!?? 」 れいむが叫んだ最後の遺言は家族に直接伝わらないまま、漆黒の空へと消え去った。 まりさは痛む足を引きずりながら、まだ懸命に後を追う。 涙を地面に零しながら自分の非力差を悲観していた。 まりさは群れで最速なのが自慢だった。 そんな自分がれいむとありすを救えない。 あっという間に大切なご近所さんがずっとゆっくりしてしまった。 もう追う事も出来なくなる。 どこへ去っていったのかも解らない。 心も体もボロボロになったまりさは、満身創痍で群れへと帰る。 れいむとありすの死を伝える為に。 昨夜遅くまで帰って来ないまりさ達を心配していた家族達。 ご近所で集まり夜明けまで待っていたらしい。 朝方に無事に帰って来て、ホッとしたのもつかの間、そこにはまりさしか居なかった。 事情を聞いてただ事では無いと長の所へと向かう。 まだ家族達はれいむとありすの死を信じられなかった。 「むきゅ!?それはれみりあだわっ!」 長のぱちゅりーは報告を受けて飛び上がる。 よほど恐ろしい存在なのだろう その顔は恐怖に歪んでいた。 「あれほどよるはきけんだといったのに!」 「………ゆぅ…。」 まりさは項垂れる。 まさかこんな事になるとは思わなかった。 死に直面する緊急事態にまで発展するとは夢にも思っていなかった。 夜なんかより、まだ雨さん方が危険だと今まで認識していたまりさ。 考えは180度覆された。 ありすを帽子から出して、事情を詳しく説明し始めたまりさを目の辺りにしたゆっくりの群れは、 「まりさが何かしたのか!?」との疑惑で群れがいきり立つ。 だが、その疑念は直ぐに晴れる事となる。 ありすの体に鋭い何かの後が痛々しく残っている証拠と、 そして、中身が全く残ってない状況がまりさの疑いを晴らした。 どう考えてもゆっくり技では無い。 生き残ったまりさを責めるゆっくり達は居なかった。 生還して帰還した事が奇跡なのだ。 「みゃみゃがぁぁぁぁぁぁっ゛!?」 「うわぁあぁぁぁっ!ありすぅうぅぅぅっ゛!?」 「れいむぅうっ゛!?うそだぁあぁぁぁっ゛!?」 赤ゆ達はれいむの番に寄り添い泣き崩れていた。 ありすの番はペラペラになった"元"ありすに顔を擦りつけながら叫ぶ。 家族は悲しみを胸に宿し咆哮し続ける。 それを見ながらまりさは鎮痛の思いで一杯だった。 そんなまりさに番のありすが優しく肌を触れてくる。 大丈夫だよと。 頑張ったねと。 まりさも無言で涙を流した。 その流れは止まる事なく湧き出て地面の染みを広げていく。 まりさの風体はボロボロで逆に勇敢に戦ったと群れでは賞賛される。 でも、まりさはその賞賛を受け入れることは無い。 誰も救えなかった救えない自分は無能だと、まりさは自分自信を責め続けた。 その後、長は群れと緊急会議を行う。 夜には外に出歩かないで、れみりあに会ったらゆっくりせずに逃げる事を、強く群れに訴えた。 群れのゆっくり達は、悲惨な被害にあった家族の悲痛な叫びをする姿を横目で見ながら、 『ゆっくりりかいしたよっ!』と声を揃えて合意する。 そして、群れはそれぞれ帰宅した。 これから狩りがあるのだ。 活きていく為には必要不可欠の行動。 ビクビクしながら外へと飛び出していくゆっくり達。 「うー☆うーっ☆」 「ゆわぁあぁぁぁぁっ゛!? れいぶのほっぺさんがぁあぁぁぁぁっ!?」 とある場所の洞穴の中。 日の光を拒むかの様に奥へと引きこもるゆっくり達。 漆黒の翼をパタパタ動かしながら甘い餡子に舌鼓を打つ、れみりあ。 頬がゴッソリ噛み砕かれて、恐怖と痛みに震えるれいむ。 「れいむはしにたくない!やめてねっ!ゆっくりさせてねっ!?」 「うーっ☆」 「いやぁあぁぁぁっ゛!れいむのあんこさんすわないでぇえぇぇぇっ゛!?」 捕食者が中身をジュルジュルと飲み干す。 れいむは白目になりながらだらしなく口を開けて涎を垂れ流す。 止めを刺さず、ジックリと獲物を舐るように味わっていく。 この苦しみが未来永劫続くかと思っていたれいむは、 一部の皮と飾をこの世に残して、ようやく涅槃へと旅にでた。 れいむの遺品を捕食者はゴミを片付けるかのように、部屋の隅へと放り投げる。 その場所がこれからの廃品置場に決まったらしい。 腹が膨れて満足そうな顔をしたれみりあは、欠伸をした後、狩りをする夜まで眠りにつく。 この悲痛な断末魔が森に響いていた。 それを聞いたゆっくり達は恐れおののいた。 恐怖と言う魔物が、ゆっくり達の心に住み着いた事で、狩りの成果が落ちる要因となってしまう。 そして、狩りに向かうゆっくりが激減し、庭に生える苦い草を齧る家庭環境が日に日に増える。 長のぱちゅりーは頭を抱えるしかなかった。 「………ゆぅ。」 「まりさ…。ゆっくりしていってね。」 木の根元に巣を構える一家。 親友のれいむとありすを失って元気が無いまりさを、番が慰める。 あれからまりさは目に見えて痩せてしまった。 負い目を感じているのだろう。 あれから死んでしまった家族に少々の食べ物を分け与えている。 まりさを責める気持ちは一切無く、家族達は要らないと断っているが、 強引に無理矢理置いていってしまうらしい。 そして、れみりあと再戦する為に、夜に出かけるようになった。 「危険だからやめてねっ!」と説得しても辞める気配が無い。 しょうがないから、ありすは腹が痛くて調子が悪いと嘘をついた。 そして、その嘘が功を成す。 今夜は久しぶりに家の中で、まりさと一緒に過ごしていた。 優しい言葉を掛けてくれるまりさを、こんな所で失う訳にはいかない。 ありすは、もう無茶をしない様に根気良く説得をしていた。 そんな夜。 しかし平和は。 一瞬にして崩れた。 叫び声を聞いた近所のゆっくりが巣の外に飛び出した。 そこには空中を飛んでいく二つの影。 「まりぃざぁあぁぁぁぁぁぁぁっ゛!?」 口を餡子だらけにしたれみりあが、ありすを咥えながら夜空を疾走していく。 それを唖然と見守るゆっくり達。 初めて眼にしたその恐怖の存在にパニックを起こす。 狂ったように泣き叫んで巣へと逃げ帰る。 そして、隅に蹲ったまま眠れない夜を過ごした。 もう安全な所は存在しないのだ。 翌朝。 ある木の根を利用した巣穴の中で、凄惨な姿のまりさが発見された。 余りの残酷さに同胞達の吐く餡子で床が黒く染まる。 これを受けて巣の戸締りがされることになった。 しかし、ゆっくり達の戸締りは簡易的な草や枝で覆われた粗末な物。 そんな偽装を容易く突破して進入してくる捕食者。 確実に群れは追い込まれていた。 「ゆー。ゆっくりのむよ。」 群れから遠く離れた小川のほとりで、喉を潤す一体のゆっくり。 俗に言う、群れに受け入れられないゆっくり。 罪を犯した親の子供達が大半に値する。 同属殺しは罪を犯していない子供に対しては認められていない。 そこで間接的に関わりあえない様にする為に、追放の処置を施す。 後は、野たれ死のうが不遇な子供を宿そうが知った事では無い。 追放されたこのゆっくりは一人で生きてきた。 食べ物に困ることはあまり無い。 この辺は他のゆっくりが居ない為、食料が豊富なのだ。 「ごーくごーく。」 薄暗くなった曇り空の夕方。 ゆっくりは喉をならして水を喉に通す。 その時、ふと薄い影が視界を覆う。 曇り雲に隠れる太陽が完全に沈んで居ないので、夜にはまだ早い。 疑問に思って顔を上げた目の前には。 綺麗な赤い目をした漆黒の翼を持つゆっくりが、妖艶に微笑んでいた。 「ゆーっ!おそらをとんでいるみたいっ!」 れみりあの頭の上で叫ぶゆっくり。 目の前に絶景がパノラマで広がる。 木々の上を飛んで行く夢のような光景に感動していた。 「すごいねっ!とってもゆっくりできるよ!」 「うーっ☆」 お友達になったこのゆっくりはなんて素晴らしいのだろうか! お空を飛べるなんて凄すぎるよっ! そんな事を考えながら、興奮するゆっくり。 終始笑顔で堪能していたが、空の旅を終えて、ある岩場の穴へと2体は入っていく。 薄暗い穴の中で不安になるゆっくり。 そんな落ち着き無く移動しているゆっくりの目の前に、黒い塊が差し出された。 「むーしゃ。むーしゃ?……しっしあわせーーーーっ!」 それは今まで食べたことが無い程のご馳走だった。 森にある果物とは比較にならない。 花を食べた時に感じる蜜の味を濃縮した様な、素晴らしい甘味。 こんな美味しい物が世の中にある事にゆっくりは感動する。 それから数日間この巣穴で一緒に暮らすことになった。 毎日出てくる素晴らしい黒い物体。 たまに白かった時もあったが、それも濃厚な甘露で黒い物体に引けを取らない。 そして、お空の散歩。 曇り空の夕方限定だが、地面を跳ねている時よりずっとゆっくり出来た。 日中、お外に出られない岩場の高い所で過ごしている為、この開放感が癖になっていく 甘い食べ物と空の散歩で、疑問を感じることなく日々を過ごしていく。 「れみりあっ!あかちゃんうんでねっ!」 「うーっ!うーっ!うーっ!」 巣穴の奥で赤ちゃん作りに励むゆっくり達。 「すっきりぃいぃぃぃぃっ!!! 」 「うーーーーーーーーーっ!!! 」 れみりあの腹がプックリと膨れる。 子供を無事授かったようだ。 感極まって涙が溢れるゆっくり。 「かわいいあかちゃんがうまれるといいねっ!」 「うー☆」 「ゆっくりたべてねっ!」 「うーうー☆」 黒い食べ物を愛するれみりあに渡すゆっくり。 赤ちゃんの為に栄養をつけて貰いたい一身で、自らの分を渡す。 (これからは自分が狩りに行かねばならない!) そんな事を強く思い、ある種の心構えをしていたゆっくり。 しかし、愛するれみりあは、 「ゆっ!いたいよっ!?ゆっくりやめてねっ!?」 ゆっくりの頭に噛みつき、 「ゆっくりしてねっ!あたまをかまないではなしてねっ!?」 宙に強制的に浮かばされる。 その後、れみりあは外に出て、下にある岩場の穴へと向かう。 ペッ!と、れみりあの口から離されて床を転がっていくゆっくり。 部屋の奥の柔らかい何かにぶつかって、ようやく止まる。 「れみりあ!なにするの!?ゆっくりできないよ!」 「うー☆」 ゆっくりが抗議しても笑顔のままのれみりあ。 流石に腹が立ったのであろう。 口に空気を一杯に詰め込んで威嚇し始めた。 「ぷーっ!いいかげんにしないとおこるよっ!」 「うーーーっ☆」 そんな威嚇は全く通用せずに体当たりを受けて逆さまに転がるゆっくり。 起き上がろうとするが、焦りからか体勢が安定しない。 ゆらゆらと不規則に体が揺れる。 「ゆっ!ゆっくりおこして…ね……?」 逆さまになった視界に肌色の物体が飛び込んできた。 先程ぶつかったであろう柔らかいクッション。 そこには。 自分と同じゆっくりが山の様に積み上げられていた。 「ゆっ!?ゆゆっ!?なんでぇえぇぇぇっ゛!?」 目を疑った。夢じゃないかと。 でも悲痛な瞳が訴えかけてくる。 まだ死にたくなかったと。 これは現実だと認識した。 こんな残酷な事をしたのは、れみりあなのか? それを問いただそうと目を向けたが、そこには急接近しているれみりあが。 白く尖った牙が煌く。 それを見たゆっくりの体が竦む。 何かしらの抗議が訴えを起そうとして口を開いたその時、 ゆっくりの足に深々と鋭利な八重歯が突き刺さった。 「ああぁぁぁあっ!?あんよさんがぁぁぁぁっ゛!? やめでぇえぇぇぇっ゛!ぴょんぴょんできなぐなっちゃうぅぅぅぅっ゛!!!?? 」 牙を付きたてられた後、そのままビリビリと皮を引き裂かれた為に、足の裏はボロボロになっていた。 跳ねる事はおろか、動く事すら間々なら無いだろう。 「どぼじでごんなごどずるのぉおぉぉぉっ!?」 訴えなど何処吹く風の様に、柔らかいベットに向かうれみりあ。 ふわふわの寝床に腰掛けて夢の世界に旅立つ。 「あしさんがいたいよ!おなかもすいたよ!ゆっくりしたいよ!」 必死に足を動かそうとするが、全く動かない。 ジワジワと足の裏から餡子がもれて来る。 逆さまの状態だったゆっくりは、その黒い命が零れるのを恐れた。 そのまま微動にしなくなる。 餡子を失わない為に。 「ゆぅうぅぅぅぅっ゛!ゆっぐぢじだいよぉおぉぉぉっ゛!?」 涙が髪の毛に伝わりグズグズになっていく。 泣きたくないのに涙が溢れてくる。 段々髪の毛がベトベトしてきて肌に張り付く。 ゆっくり出来ない頭髪に悲しくなって、また涙が溢れてくる。 その悪循環。 その離れたベットでスヤスヤとれみりあは眠る。 大事な我が子が入った腹を羽で優しく包みながら。 このゆっくりは種ゆっくりに過ぎなかった。 事がすんだら、出産をする為の栄養となる無駄の無いシステム。 この対象者を選別する時は群れから逸れたゆっくりを狙う。 自分の姿に恐れるのならば、その場で食べればいい。 そうでない場合は? 巣穴に連れて帰り飼い殺しにすればいい。 美味しいあまあまと空の開放感を与えて自分を信頼させる。 後は子供を作らせれば用済みだ。 相手の赤ちゃん種は腹の中で、れみりあの赤ちゃんが平らげてくれる。 生まれる事はない。 万が一生まれてきても、直ぐ誰かの腹の中に納まるだけだ。 運悪くその種に生まれついた不幸な命に未来は存在しなかった。 ゆっくりは逆さまになりながら、荒い息で苦痛に耐える。 このゆっくりにも未来は存在しない。 生まれ出る赤ちゃんの顔を見る事も無いまま、れみりあの栄養となって消えた。 暗闇の中で蠢くゆっくりの集団がある。 「むきゅー。ゆっくりにげるわっ!」 「そろーり!そろーり!」 「ゆっくりすすむよっ!」 大きな声で騒がしく進むゆっくり達。 最近大量に仲間が居なくなった後、れみりあの襲撃が無くなったのだ。 ゆっくり達は喜んだが、長のぱちゅりーだけは違った。 『わたしたちがふえてからまたおそいにくるつもりなのよっ!』 その言葉を聞いて青ざめるゆっくり達。 これはイカンと引越しを決意した。 「ゆっくりとおくまできたね!」 「ここまでくればあんしんだね!」 「ゆっくりしようねっ!」 早朝から出発して夜まで行進してきたゆっくりの群れ。 流石にここまで来れば安心だろうと、新しい巣作りを始めた。 クタクタだが、巣が無ければ雨が降って来た時に命が危険に晒される。 背に腹は変えられない。 「ゆん!いっぴゃいむーちゃむーちゃちゅるよっ!」 「おいちいねっ!」 「ぴゃぴゃのびゅんものこちてあげちぇね!」 「ゆっきゅりりきゃいちたよっ!おにぇえちゃん!」 赤ゆ達は持ってきた食料を口にする。 今日丸一日何も食べていなかったのだ。 全部平らげ様としてる所を互いに嗜めて、親の分を残す。 その気配りだけで、親達の胸とお腹が満たされていく感触で一杯になった。 「いいこにそだってるよ!おちびちゃんたちは!」 「そうだね!ゆっくりできるねっ!」 そんな親馬鹿の言葉があちこちで上がり出す幸せな光景。 そこに、 「むーちゃむーちゃ……ゆびっ!?」 「ぺーりょぺーりょ!ゆぶっ゛!?」 「ゆ?どうちたの?」 「おにぇえちゃん?きゃくれんぼはちゅるにはくらちゅぎりゅよ?」 赤い閃光が二筋闇夜に走る。 「ゆんやぁぁぁぁぁぁっ゛!?はなちてぇえぇぇぇっ゛!?」 「りぇいむはたべちぇもおいちくないよぉおぉぉぉっ゛!?」 赤ゆの声が暗闇に響き渡る。 空の上には大事な赤ちゃんと、少し大きい赤ちゃんが浮いていた。 「やめてねっ!ゆっくりはなしてねっ!」 「みゃみゃぁっ!?たちゅけてぇえぇぇっ゛!?」 「いたがってるよっ!?はやくはなしてあげてねっ!」 「ゆっ…?びやぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ゛!!!?? 」 「あああっ!?あがぢゃんがぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ゛!!!?? 」 ベチャリと赤ゆだった物が地面へと落下。 親は大急ぎで赤ゆに駆け寄る。 だが、幾ら呼びかけても、ぺーろぺ-ろしても、息を吹き返すことは無かった。 「どっでもゆっぐぢじだあがぢゃんだっだのにぃいぃぃぃっ゛!」 悲しみにふける親達。 空を飛ぶ小さな物に制裁を加えんとするゆっくり達の一部。 そんな憎悪渦巻くゆっくりの群れの中。 長のぱちゅりーだけは青ざめていた。 れみりあは何故姿を消していたのか? その答えが目の前を飛んでいた。 赤ゆを手当たり次第にキズ付けて思うが侭に中身を吸っている、 全部で4体の子れみりあ。 出産の為、狩りに出てこれなかったのだ。 あらかじめ餌を確保しておいて巣穴に篭っていたらしい。 最近姿を見ないから安心しきって、のこのこと夜まで移動していたツケが回ってきた。 ゆっくりとした結果がこれだよ! 群れは、致命的なミスを犯した。 夜になる前に巣穴に閉じ篭るべきだった。 あれから頑強な壁を作れる位に技術が進歩していたのに。 これではその意味が無い! 好きなだけお食べなさい状態じゃないか!? ぱちゅりーは自分の失態を悔やんだ。 しかし、後の祭りとはこの事を刺すのだろう。 向こうの暗闇から、大きい影が空を切り裂きながら飛行してきた。 口には干乾びたゆっくりを加えている。 それを宙に放り捨てて、大きく口を開いてぱちゅりーに接近してくる。 「うっ!?うわぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!?? むぎゅっ!?」 「うーーーっ☆」 出産した直後のれみりあはお腹を空かせていた。 遠慮なくぱちゅりーの中身を吸いながら次の獲物を物色する。 端目には愛する我が子が、元気に狩りに興じている。 なかなか優秀。 将来が楽しみだ。 れみりあはそんな事を考えながら、夜空を疾走する。 ゆっくり達は命乞いをしながら逃げ惑う。 中には勇敢に立ち向かう物を居たが、そんな輩は親れみりあに真っ先にゆっくりさせられた。 食べる為ではなく、殺す為の一撃。 漆黒の空間にゆっくりの丸いフォルムが無残に歪んで、弾け飛ぶ。 心が恐怖と絶望に彩られ、群れ全体に感染していく。 我先にと未完成の巣穴へと向かう。 だけど、頭かくして尻隠さず。 体半分突っ込んだ所で、尻を齧られ無理矢理巣穴の外へ引きずり出された。 そして、家族の目の前でジックリと食われていく。 余りのパニック状態で木々に強くぶつかり命を落とす物。 口に赤ちゃんを隠したが、悲惨な現状に歯を食いしばってしまい、赤ゆを噛み砕く親。 そんな地獄の光景が深夜に展開されていた。 れみりあは、まだまだ食べ足りない。 お腹一杯になったら一番おいしそうなゆっくりを紅魔館に持って帰ろう。 そして、明日の朝食を素晴らしい赤ちゃん達と一緒に食べよう。 赤く光る目の奥で、今後の予定の算段をする。 笑みを深めて新たな獲物に牙を立てる。 夜の狩りはまだまだ始まったばかりだ 終 「れいむとまほうのいた」「朝ゆっくり」 「金バッチ品質保障証」 「合わせ鏡の奥」 「まりさは優秀な劇団員」「ゆっくり( )が大好きだっ!」 「ぬし」 「無限輪」 「スィーらいせんす」 このSSに感想を付ける
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『自販機 The day before yesterday』 5KB 虐待 小ネタ いたづら 番い 野良ゆ 赤ゆ 都会 現代 小ネタですよ 誰しも子供の頃に生き物で遊んだことはあるだろう。 正確を期する表現を使うなら、決して少なくはない元男子小学生たちは虫などの小動物を玩具として一時の遊 興のために消費した経験があるだろう、ということだ。 残酷、なのだろう。 遊びで殺される生き物たちにとっては、迷惑、などという言葉では生ぬるいにもほどがある仕打ちである。 だが、子供はそうやって生と死を、命の大切さを知っていく、そういう側面もあるには、ある。 その少年たちの間では、赤ゆっくりや仔ゆっくりを何かに詰める遊びがはやっていた。決してゆっくりには助 け出すことのできない、当然自力では脱出できない場所に詰め込むのだ。 例えば、自販機の硬貨取り出し口。ここには茎から落ちたばかりの大きさの赤ゆっくりが向いている。しかし 生まれたばかりの赤ゆっくりはとても柔らかくもろい。ほんの少し力加減を間違だけで潰れてしまうので、潰さ ずに詰めることのできる少年は職人と呼ばれ尊敬を受ける。 国道沿いに林立する自動販売機。どう見ても小学校低学年のその少年は、職人の称号を手に入れるための練習 中だった。 「やべぢぇぇぇぇ! まりちゃちゅぶれりゅぅぅぅ!」 「うるせー。潰されたくなかったらおとなしく入れ」 硬貨取り出し口に赤まりさを押し込もうとしている。他にも赤れいむと赤まりさが合計五匹ほどいたのだが、 ことごとく失敗して潰してしまい、この赤ゆっくりが最後の一匹だった。 もっとも、無くなったらまた作らせればいいだけなのだが。 なので親は二匹とも底部を切り裂き、逃げられないようにしてある。 とはいえそれでも一応は最後の挑戦というわけで、慎重に慎重に赤ゆっくりの丸い体をひしゃげさせながら、 僅かな隙間から押し込んでいく。押し込む途中、赤ゆっくりに少しずつ中身を吐かせながらやるのがコツだと、 上手な友人からアドバイスを受けていた。 「やぁぁぁべぇぇぇでぇぇぇぇ! れいぶのあがぢゃんをいじべないでぇぇぇぇ!」 「やべで! やべでにんげんざんやべで! がわいいおぢびぢゃんなんでず! まりざどれいぶのはじべでのお ぢびぢゃんなんでずぅぅぅぅ!」 「うるせー気が散る。…こいつなかなか吐かねー」 「ちゅびゅっ! まぢ…ぢゃ…ちゅぶ…ちゅ…ぢゅびぇ……びゅっ」 「あー」 「…も…ぢょ…ゆ…ぐぢ…」 赤まりさの目玉を押さえていた指先がほんの少しだけずれた。 直後、圧力に耐えかねて赤まりさの目玉が飛び出した。 赤まりさは中身を吐くまいと死にものぐるいで歯を食いしばっていた。そのことがかえって災いした格好であ る。 歯を食いしばったまま叫べる理由は誰にも分からない。 無意識に舌打ちが出る。 「てめーらが騒ぐから、失敗したじゃんか…よっ!」 「ゆぶぉっ!」 少年は腹いせに親れいむの顔の中心を思い切り蹴りとばす。 れいむを選んだ理由は特にない。強いて言えば、仔を産んだのがれいむだから、程度の理由になるのだろう。 蹴りとばされたれいむは何度もバウンドしながら車道に転がり出た。タイミング良く走ってきたトラックのタ イヤに巻き込まれる。 断末魔の悲鳴は上がらなかった。 れいむは潰れた。自分の体がタイヤとアスファルトの間で踏みにじられ引き伸ばされ押し潰されすり潰され、 道路上にはじけた小麦粉と餡子の混合物と化したことも気がつかないまま。 タイヤの溝に詰め込まれた役立たずのゆっくりだったモノは、シルクスクリーンよろしくアスファルトに等間 隔でタイヤパターンを刻印するインクの役目を、しばらくは果たすだろう。 少年は赤まりさが潰れた直後から呆けた顔のままで硬直している親まりさの帽子で、手にこびりついた赤まり さだったモノをぬぐう。その帽子が学校の防火バケツに四六時中引っかかっている雑巾より汚いことに今さらな がら気がついて、少年は顔をしかめながら自販機の上に帽子を投げ上げた。ふわりと自販機がまりさの帽子をか ぶる。 しばらくはその自販機に挨拶をするゆっくりが何匹もいることだろう。 帽子を取られたことでようやく再起動のスイッチが入ったのだろうか、まりさが動揺と狼狽を驚愕と恐怖を混 ぜ合わせた表情で周りを見た。 「ゆっ? え? え? おちび? おぼうし? まりさの? おちび? ゆえ? れいむ? おぼうしのおちび? れいむのまりさ? ゆあっ? おちびのれいむのおちび? おぼうしのまりさ? おちびおちびちびまりまりさ れいむおぼうちおぼうちおぼうちまりちゃまりまりまりゅゅあああああああああ!?」 「はぁ? なに言ってんのかわかんね」 少年は子供ながら器用に片方の眉を跳ね上げ、さらには二度三度と小刻みに上下する。 ゆっくりは同時に複数の事象を認識、理解することができないとされる。潰れた赤ゆっくりと蹴りとばされた ツガイと取られた帽子、意識の再起動まではなんとか済ませたものの、それらはまりさの認識可能な範囲を軽く 越えていた。あっさりとオーバーフローを起こしたまりさの思考回路は、長い長い逡巡の末、ようやく一つの解 決策を見いだす。 「どぼじでえええええええええ!」 すなわち、思考そのものを放棄し短絡的に解答を誰かに教えてもらう、という解決方法を。 だが、無論、いない。 答えてくれるものなどいない。 このまりさに限らず、ゆっくりの疑問に答えてくれる人間など、よほどの博愛主義者か、よほどの暇人か、あ るいは言葉でゆっくりを追い詰めることを好む人間くらいだろう。 当然ながらこの少年も答えたりはしない。 だって。 子供は忙しいから。 おもしろいこと、楽しいこと、おかしいこと、うれしいこと、くやしいこと、難しいこと、興味があること。 やること、やりたいこと、次から次と現れて尽きることはない。 だからゆっくりの疑問などというどうでもいいことは、本当にどうでもいい。 それは存在していないのと同義だった。 「んーと、次は何すっかな。マンホールの穴に詰めるかなぁ。それか踏切の隙間に詰めるかなぁ」 それっきりまりさへの興味を失ったのだろう、いっけねーまた赤ゆつかまえなきゃ、などと少年はぶつぶつと つぶやきながら歩き始める。その少年の背中に、やや斜めにずれた視線を送ったまま、まりさはつぶやき続けた。 どぼじで。 どぼじで。 どぼじで。 つぶやき続けていた。 応えるものは、無い。 思いがけなく挿絵をいただいてから、何か書かねばと思っているのですが なかなか筆が進みませぬ。ネタばっかり溜まっていく… なのでスミマセン。セルフパロディっぽくでっち上げてしまいました。 書いたモノ anko3400 自販機 anko3403 WP
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まりさのはっぴーばーすでー 十京院 典明 れいむはぷっくー!とふくれていた。 「ぷんぷん!れいむはこんなえすえすさんに”しゅつえん”したくないよ!」 れいむの前にあるのは壁。壁に張り出されているのは、求人広告ならぬ求ゆ広告。 <タフネスに自信のあるゆっくり急募!希少種不可> 人間さんと触れ合う、赤ゆにでもできる簡単なお仕事です。 おいしいおやさい支給。 ゆっくりぷれいす応相談。 ゆっくりしていってね! SSタイトル『ゲス相応の末路』 こんなえすえす、ゆっくりできっこない。 「どうせおやさいさんをたべにいかされて、にんげんさんにいじめられるんだよ! れいむにはよくわからないりゆうで”げす”だってきめつけられて”せいさい”されるんだよ! れいむはこんなおしごとまっぴらだよ!」 次の広告。 <7月生まれのあなたにゆっくりと教える特別求ゆ> 7月生まれで、誕生日のまだ来ていないゆっくり限定! なんとけーきさんがむーしゃむーしゃできます! じゅーすさんもごーくごーくできます ゆっくりしていってね! SSタイトル『〇〇(あなたの名前)のはっぴーばーすでー』 「ゆゆっ!」 れいむは偶然にも7月生まれだった。 「しかも……れいむのはっぴーばーすでーさんは……まだきてないよ!」 なんということだろう。 「はっぴーばーすでーさんゆっくりしてくれてありがとう! れいむけーきさんたべたいよ! ……とでもいうとおもったの?ばかなの?しぬの? こういうのがいちばんあぶないんだよ!きっとれいむがばーすでーけーきさんにされて、 きゃんどるさんをつきたてられるんだよ!あつくていたくてゆっくりできないよ……」 と、後ろからやってきたまりさがれいむをおしのけて壁に向かってジャンプ。 一枚の広告をもぎ取って着地する。 「ゆっゆっゆ!ばーすでーけーきさんはまりさのものだよ!れいむはここでゆっくりしていってね!」 「……」 れいむは冷めた眼で、一目散に跳ねてゆくまりさを見送ったのだった。 次の広告。 <ぬるいぢめ ゆっくりの種類問わず20~30体まで急募> どんなゆっくりでも大丈夫です。 それなりーのくささんと、それなりーのおみずさん完備 ゆっくりしていってね! SSタイトル『夏だ!海だ!ゆっくりだ!』 一見堅実、かつ平易なSSのようであるがこれも怪しい。 おにーさんやおねーさんに構われたり可愛がってもらったりできるタイプのぬるいぢめならば、 通常こんなに沢山のゆっくりを一度に募集することはない。巧妙にカモフラージュしてはいるが、 環境系の苦しいいじめに違いなかった。 「それにうみさんはげんそうきょうにはないよ……げんだいせっていはゆっくりできないよ!」 れいむは幻想郷設定のほうが好みだった。 「……だけど……」 ここらで妥協しておくのも悪くない、とれいむは思った。 他にもこのSSに参加する沢山の仲間がいることだし、仲間が多いことはゆっくりできることだ。 それに頭数が多ければ、それだけ一匹に集中した執念深いいじめを受けずに済むというもの。 「ゆー……」 れいむは世にもふしあわせーな表情で、力なくその広告を口ではがし取った。 * * * * 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…」 「ゆううううう!ゆううううう!」 「ゆーんゆーん!」 たくさんの泣き声がこだまするゆっくり用通路を、れいむは他のゆっくりと共に這いずるように跳ねていた。 「どぼじでれいむがこんなめにあうのぉぉぉぉ!!??」 「きょうもゆっくりできなかったよ……」 「もうやだ!!おうちかえる!!」 れいむの想像に反して、このSSの虐待お兄さんはとんでもない傑物だった。 砂浜に足を取られることもなくれいむたちを追い回し、海からは超ハイテンションにバタフライ泳法で追撃してきた。 予想を遙かに上回る執念深さで狩り立てられ、一匹一匹、心に深い傷を負わされた。 れいむのだいじなあんよも砂に傷付けられ、海水にふやけた。 「ゆぐうううううううううう!!!!!」 悲しみの声渦巻く通路に、一匹のゆっくりが通りかかった。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆぅぅ……ゆっくりしていってね……っ!?」 傷だらけで這いずるゆっくりの群れとは違い、つややかな体のまりさ。 前に見たときより心なしか膨らんだお腹を重そうに揺らす―― それは、あの”はっぴーばーすでー”まりさだった。 「ゆふぅ……もうぽんぽんいっぱいだよ!けーきさんまりさのぽんぽんでゆっくりしていってね!」 「ゆ……?ゆ……?ゆ……?」 「じゅーすさんもとってもゆっくりできたよ!さすがはかわいいまりさだね! それから、じゅわじゅわのふらいどちきんさんも……」 「どぼじでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!????」 「れいむもおいわいしてね!きょうはまりさのばーすでーなんだよ!ゆっぷ」 「でいぶもけーきさんたべだがっだよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」 END このSSに感想をつける
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・6作目です ・作者は取り立てあきですω ・HENTAIなしです。 ・よろしくおねがいします! かねてから飼いゆの二匹はおちびちゃんについて話し合っていた。 しかし飼い主のおねえさんから絶対におちびちゃんは作るな、 作ったら面倒は一切みないし餌もあげないときつく言われていた。 どうなっても知らないからねとも言われていた。 「れいむおちびちゃんがほしいよ。とてもゆっくりできるよ。」 「でもおねえさんにしかられちゃうのぜ?」 「でもでも・・!おちびちゃんはかわいいよ!おねえさんもゆっくりできるよ!」 「れいむ・・・ゆっくりきくのぜ・・・にんげんさんはようしゃをしらないのぜ・・」 「おねえさんはちがうよ!とてもゆっくりしたにんげんさんだよ!」 「おねえさんもにんげんさんなのぜ。りかいできるのぜ?」 「ゆっくりしたにんげんさんじゃなかったら、れいむたちをかいゆになんかしてくれなかったよ!」 話の内容からもわかるとおり、だぜ口調ではあるがまりさの方が賢いゆっくりだ。 それに比べてれいむのほうは餡子脳まるだしの理論を繰り広げる。 「おちびちゃんのときにすてられたれいむたちをひろってくれたんだよ!?」 「だからこそ、なのぜ。」 「ゆ?」 「だからこそ、おねえさんのいうことはきかないとゆっくりできないのぜ」 話し合いは並行線。 まりさもれいむもおちびちゃんは欲しいものの、まりさは飼い主の言いつけの方が優先、 れいむはぼせい(笑)のほうが優先している。 実りのない話し合いはおねえさんに内緒で何日か続いた。 そんなある日、おねえさんの友人が飼いゆのぱちゅりーをつれて遊びにきた。 「じゃあおねえさんたちはお話してるから、ゆっくり同士で遊んでてね」 「「「ゆっくりりかいしたよ!」」」 まったりとした休日の午後、おねえさんとその友人は話に花を咲かせていた。 「ぱちゅりー!ひさしぶりだね!ゆっくりしていってね!」 「ひさびさなのぜ!ゆっくりしていってね!だぜ!」 「むきゅん!おふたりさんはなかよしなのね!ぱちぇもゆっくりするわ!」 三匹は宝物を自慢しあったり、ぱちゅりーの賢者の話(笑)をきいて感心したりしていた。 「さすがぱちゅりーだね!とてもけんじゃだよ!」 「むっきゅん!それほどでもあるわ!」 そんなこんなで遊んでいると、 「まりさー。ちょっとこっちきてー!」 「ゆ!おねえさんいまいくよ!」 最近取得したまりさの金バッチの話であろう。 だぜ口調は人間には極力控えているらしい。まりさはお姉さんたちの話の輪の中へといった。 ちなみにれいむは銀バッチも取れていない。 残されたのはぱちゅりーとれいむ。 新しく考えたおうたをぱちゅりーに披露していた。 「ゆんゆ~♪ゆんや~♪~」 歌い終わり、ゆっくりなりの礼をする。 「むきゅ!さすがれいむね!おうたがじょうずだわ!でも、なんだか『ゆんやー』は ゆっくりできないからおうたからはずしたほうがけんじゃよ!」 「ゆん!さすがぱちゅりーだね!ゆっくりりかいしたよ!」 おうたも終わり、ぱちゅりーにすりよっていくれいむ。 「む!むきゅ!?どうしたのれいむ!ち、ちかいわ!ぱちぇ、そんなきは・・!!」 「ゆん!ごかいしないでね!ないしょのおはなしだよ!」 「む、むきゅ・・!ぱちぇのはやとちりさんね。れいむどうしたの?」 「ゆっくりきいてね・・・れいむおちびちゃんがほしいよ・・・」 「む!むきゅ・・!ぱちぇは!こころのじゅんびが!!!」 「だからちがうよ!ぱちゅりーとのおちびちゃんじゃないよ!」 「むっきゅー!ごめんなさいね!とりみだしてしまったわ!」 「ゆん。わかればいいんだよ・・・おちびちゃんがほしいんだよ・・・ でもおねえさんはおちびちゃんはきんししてるんだよ・・」 「おちびちゃんがもしできたらどうなるのかしら?」 「ごはんさんがもらえなくなるんだよ。れいむたちはかいゆだから、 かりはできないんだよ。だからたいへんさんになるんだよ・・・」 「むきゅ・・・それはいちだいじね。おちびちゃんはあきらめるっていう せんたくしはないのかしら? 「ゆ!れいむはれいむだよ!おちびちゃんがいるととてもゆっくりできるんだよ!」 なんだか理屈ではないらしい。れいむ種ならではのいいわけである。 「・・・・むきゅ・・さんこうになるかわからないけれど・・・」 ・ ・ ・ 楽しかったティータイムも夕方前には終わった。 「それじゃーまたねー!ぱちゅりーもまたね!ほら、れいむとまりさも挨拶して」 「ゆん!ゆっくりまたこんどね!」 「たのしかったのぜ!ぱちゅりーまたくるといいのぜ!」 「むきゅ!またこんどゆっくりあそびにくるわ!」 その後二匹はいつもどおりおねえさんにごはんをもらい、ゆっくりした夜をすごしていた。 「ゆん!おねえさんそろそろれいむたちはすーやすーやするよ!」 「ゆっくりおやすみなさい!おねーさん!」 「そうね。そろそろおねえさんも寝るわ。ふたりともおやすみなさい」 おねえさんは自分の寝室へとはいって行った。 そして二匹は自分たちのゆっくりハウスへとはいっていった。 「ゆぅぅ~!まりさ!おねえさんにないしょですっきりー!しちゃおうよぉぉ~!」 「ゆん!れいむなにをいっているのぜ?まえにもはなしたとおりだぜ!」 いきなり色目を使いだすれいむをしり目に、冷静なまりさ。 「だいじょうぶなんだよ!おちびちゃんがいてもごはんさんもらえるんだよ!」 「そんなわけないのぜ!おねえさんからそんなことはいわれてないのぜ!?」 「ゆっふっふ!まりさはなにもしらないんだよ!いまはとてもゆっくりできるじだいなんだよ!」 「なにをいっているかわからないのぜ!とにかく!まりさはそんなことしないのぜ!」 「ゆぅぅ~!まりさはつんでれなんだね!どうっていっ!さんなんだね!」 「ゆ!な!なにをいっているのぜ!そんなことはなしてないのぜ!」 「ゆぅ!れいむがゆっくりふでおろしっ!してあげるよぉぉぉ!!!!」 「もういいのぜ!まりさはゆっくりすーやすーやたいむに・・・ ・・ゆんやぁぁぁ!!!!やめるのぜぇぇぇぇ!!!!ゆあぁぁぁ・・・!!!」 ・ ・ 運動能力ではれいむにまさるまりさだが、れいむの勢いに押されてしまった。 すーやすーやしようと思い後ろを向いたときに不意を突かれてしまったのだ。 一度火がついたものは止められない。悲しいかなゆっくりの本能がそうさせてしまった。 「「すっきりー!!!」」 れいむに押し倒される形ですっきりしてしまったのだった。 れいむのぼせい(笑)が強いせいか、茎はれいむの額に伸びていった。 実ゆが3匹なっていた。 「ゆぅぅぅ!!!!やっぱりおちびちゃんはかわいいよぉぉぉ!!!」 「ゆぅ!なんだかよごされたきぶんなのぜぇ・・・!」 少し涙ぐんでいるまりさを横に、すっかりおちびちゃんに夢中のれいむ。 「ゆわぁぁぁ!おちびはゆっくりできないのぜぇ!!!おねえさんにしかられるのぜぇ!?」 「ゆん!まりさはおちびちゃんがかわいくないの!?ばかなの!?しぬの!?」 「そ、そんなことはないんだぜ!おちびはゆっくりできるのぜ!で、でもぉぉ!!!」 「だいじょうぶなんだよ!まりさはしんぱいっ!しないでね!れいむはつかれたから すーやすーやするよ!まりさもゆっくりおやすみなさい!」 「ゆぅぅ・・・。こまったのぜ・・・おねえさん・・・ごめんなさいなのぜ・・・」 そんなこんなで二匹は眠りについた。 次の日・・・ まりさは悩みの種が横にいるせいかゆっくり眠ることができなかった。 「おねえさんにしょうじきにはなしたほうがいいのぜ・・・」 ぐーすか寝ているれいむをおいておねえさんが朝ごはんの支度をしているところへいった。 「・・・おねえさん・・・ゆっくりおはよう・・・」 「あらまりさ。おはよう。今日は早いのね。お休みなんだしゆっくり寝ていいのよ?」 「おねえさん・・ゆっくりできないそうだんがあるのぜ・・・」 「まりさ?どうしたの???」 おちびちゃんの話を切り出そうとしたとき、背後から 「ゆん!ゆっくりおはようだよ!!!」 元気に額から茎を伸ばしたれいむが挨拶をしてきた。 「・・・!!!!!!・・・何・・・それ・・・!!!!」 おもわず絶句するおねえさんだった。 「お!おねえさん!まりさのはなしをきいてほしいのぜ!!ゆ!ほしいんだよ!」 あわてておねえさんにだぜ口調を使ってしまうまりさ。 「ゆん!おねえさんもまりさもゆっくりれいむのはなしをきいてね!」 なんだか自信たっぷりのれいむ。 あわあわしているまりさ。 状況がつかめないおねえさん。 「れいむ!おはなしどころじゃないのぜ!お、おねえさん!まりさはいやいやさんしたんだぜ! なのに!なのにれいむがぁぁぁ!!ごべんなだいぃぃ!!!」 どうしていいのかわからず、まりさは泣き出してしまった。 「ゆふん!ちちおやのくせになさけないね!れいむはしんぐるまざーになってでも、 おちびちゃんたちとゆっくりするよ!てだすけはいらないよ!」 おねえさんも冷静さを取り戻し少し考えてみた。 まりさはれいむよりも賢いことはわかっている。 おねえさんにも誠実だ。問題はれいむだ。 「まりさ・・・。よしよし、こっちおいで」 「ぉぉねえさぁあん!!!うわぁぁーん!」 まりさはおねえさんの膝のうえでゆんゆん泣いていた。 金髪をゆっくりと撫でながらまりさを慰めるおねえさん。 「えーっと。れいむ。正直に答えてね。どうしておちびちゃんつくったの?」 「ゆん!おねーさんにめいわくはかけないよ!」 「・・・そうじゃなくて。ごはんさんあげないっていったよね?忘れたの?」 「ゆふふ!おねーさんからごはんはもういらないよ!」 「・・・野良になるの?自分で狩りするの?」 「そうだぜ!れいむはかりなんかできっこないのぜ!」 、 「おちびちゃんてあてがあるんだよ!!!」 れいむはキリッとした顔でそう言い放った。 「・・・は????」 「ゆ・・・????」 一瞬空気が凍りついた。時が止まった。スタンド使いはここにはいない。 理解できないおねえさんとまりさを見て、れいむはあのムカツク表情で話し始めた。 「せいけんっこうたいっ!があってはとぽっぽさんがやまからきたんだよ! それでおちびちゃんてあてがもらえるんだよ!れいむはかしこいからしってるんだよ!」 「ゆぅぅ!!!いみふめいなのぜぇぇ!めをさますんだぜぇぇ!」 「ゆん!なさけないちちおやはだまっててね!まりさがしゃべるとたいきょうっ!にわるいよ! ぐずなちちおやはえいえんにゆっくりしたことにするよ!おちびちゃんにはそうおしえるよ!」 「・・・・んーっと。れいむ。じゃあご飯はおねえさんからいらないのね?」 「しつこいおねーさんはきらいだよ!いらないよ!ゆん!」 「おねえさん・・・まりさは・・・まりさは・・・」 「いいのよまりさ。大丈夫。なんとなくわかってきたから。まりさは今まで通りでいいのよ・・・」 「ゆん・・・もうれいむにはついていけないのぜ・・・」 まりさはれいむに愛想を尽かしたようだった。 れいむは馬鹿だがまりさにとってはとても大事なゆっくりだった。 しかし、かってにすっきりされた揚句ぐずなど罵られ、もうどうでもよくなっていた。 その日を境にれいむとまりさは別居をした。 おねえさんはまりさのために別のゆっくりハウスを用意したのだ。 餌入れにも『まりさ』と書いたものを用意した。 れいむはというとおうちの中でのんきにお歌を歌っていた。 「ゆんゆ~♪ゆっくりうまれてね~♪」 おうちの外からはおねえさんとまりさの遊ぶ声が聞こえる。 「そうよ!じょうずよまりさ!」 「ゆん!まりさはがんばるよ!ゆん!ゆぁぁ!」 ボールを転がして遊んでいるようだ。 「もぉ。まりさはボール遊びが好きね」 「ゆ!おねーさんにもらったたからものだよ!おねーさんゆっくりありがとぉ!」 「そんなに何回も言わなくていいのよ~。そんないい子のまりさに・・・!じゃーん!」 「ゆ!ゆわぁぁぁ!!!きれーなのぜ!!!こ、これもらってもいいの?」 中にきらきらしたものが入ったスーパーボールをあげるおねえさん。 「ゆわぁぁぁ!!!すごくゆっくりしてるね!おねーさん!たからものありがとぉ!!!!」 そんな楽しそうな声をきいてれいむは 「ゆふん!おちびちゃんはゆっくりできるのにね!ぜんぜんうらやましくないよ! げすなちちおやなんかいらないよ!ゆんゆ~♪」 などとのたまっていた。 おねえさんは冷静だった。れいむが予想以上に馬鹿だったのはびっくりした。 れいむの行く末を手助けはしないが見守るつもりだった。 しかしおねえさんも鬼ではない。 どうしてもご飯が欲しくて、きちんと謝りさえすれば里親でも探してやろう、 馬鹿れいむの子とはいえ、父親は金バッチまりさだ。 貰い手は見つかるかもしれない。などと考えていた。 その夜、もはや生まれ落ちようとしていた。 飼いゆで初めての子ということもあり、栄養状態がいいのかもう実ゆがふるふる震えていた。 おねえさんは遠目かられいむの初出産をみている。 「ゆん!ゆっくりうまれてね!」 うるうるした目で感動しているれいむ。ぽとりと生まれ落ちる実ゆ。 「「「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!!!」」」 「ゆぅぅぅ!!!!かわいいよぉぉぉ!!!おちびちゃんままだよ!ゆっくりしていってね!」 「ゆぅぅ!みゃみゃ!ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!!!・・・ぴゃぴゃは・・・???」 「ゆん!げすなちちおやはえいえんにゆっくりしたんだよ!ままはしんぐるまざーだよ!」 「しょーにゃにょ・・?」「あちょこにいりゅまりちゃは・・?」 不思議そうに首(?)をかしげる赤ゆ。 「ゆん!あれはあかのたゆんだよ!ゆっくりりかいしてね!」 「ゆぅぅ?りきゃいしちゃよぉぉ・・・。」ふに落ちてない赤ゆはまりさ種だ。 「ゆん!りきゃいしちゃよ!」何も疑問に思わないのはれいむ種。そのまま餡子が遺伝したようだった。 「ゆん!おちびちゃんたち!くきさんをむーしゃむーしゃしてね!」 「「「すーぱーむーちゃむーちゃたいみゅだよ!!」」」 赤ゆにごはんをあげてれいむは辺りを見回した。 「ゆふぅ~。れいむもつかれたよぉ!・・・きょーろきょーろ」 何度も周りを確認する。 「どおしててあてさんがきてないのぉぉぉぉ!!!!!????」 れいむは赤ゆを産めばおちびちゃんてあてなるものが届けられると餡子脳で思い込んでいた。 「ゆぅぅ・・・あしたなのかもしれないよぉ。きょうはあきらめてすーやすーやするよ・・・」 れいむ一家は眠りについた。 次の日も手当てなるごはんは当然ない。 「どぼじでぇぇぇぇ!!!!!!!」 「ゆぅ?みゃみゃゆっきゅりしちぇにゃいよぉ?」 「ゆ!おちびちゃんはだまっててね!ままはいーらいーらしてるんだよ! しんぐるまざーはたいへんなんだよ!はとぽっぽさんがおそいんだよ!」 まったく意味がわからない赤ゆはれいむの様子が尋常じゃないのでびくびくするばかりだ。 「・・・ゆ!!!!!・・・わかったよ!!!!」 れいむは自分のおうちをでて、まりさのおうちの前に立った。 今日はおねーさんはお仕事で朝早く出かけて行った。 れいむたちは寝ていたが、まりさはおねーさんにいってらっしゃいをして二度寝に入っていたのだ。 「ゆわ~。まだねむたいのぜぇ・・・なんなのぜ・・・ぶぎゃ!!!!!」 寝ぼけ半分で出てきたまりさにれいむが体当たりを食らわせたのだ。 「ゆぅぅ!!!このげすゆっくり!!!!おてあてさんをとったね!!!」 「ゆぅぅ!いたいのぜ・・!それになんのことなのぜ!???」 「どろぼうをするゆっくりはせいっさいっ!だよ!!!!」 「ゆわぁぁぁ!!!!!」 れいむはいつまでたっても来ない手当てをおかしいと思い、だした結論がまりさが盗んだということだった。 その状況を、おうちの陰から赤ゆのぞいていた。 「や、やめるのぜぇ!なんなのぜぇ!!!!」 「うるさいっ!!!はじめからせいっさいっ!しておけばよかったよ!!!!」 「ゆんやぁぁぁぁぁ!!!!!!!」 またしても不意をつかれたまりさ。あんよがいうことをきかない。 「はやくおてあてさんをかえすんだよ!そうしたられいむもゆるすかもしれないよ!」 「なんなのぜ!それはなんなのぜぇ!」 「はとぽっぽさんだよ!ゆ!これだね!!!!むーしゃむーしゃ!!!!」 「まりさのごはんさんがぁぁぁ!!!」 『まりさ』と書かれた餌入れのごはんさんをすごい勢いで食べつくすれいむ。 「ゆふん!やっぱりとってたんだね!!!げすなゆっくりはこうしてやるよ!!!」 そう言い放ち、渾身の体当たりをかますれいむ。 「ゆげぇぇぇ!!!」 餡子を少し戻してしまったまりさはぐったりとしてしまった。 「ゆっふっふ!げすなまりさはれいむのうんうんでもたべるといいよ! すーぱーうんうんたいむだよ!!!!!」 「ゆ!みゃみゃはさいきょー!にゃんだにぇ!りぇいみゅもかちぇーしゅりゅよ!!」 「ゆん!さすがれいむのおちびちゃんだよ!いっしょにいくよ!」 「「すっきりー!!!」」 まりさはうんうんにまみれてしまった。 「ゆぅぅぅ!!!くさいぃぃぃー!!!!!ゆげぇぇぇ!!!!」 「おぉあわれあわれ!」 「おぉあわりぇあわりぇ!」 れいむと赤れいむはどや顔だった。 「ゆぅう・・・にゃんだかゆっきゅりできにゃいんだじぇ・・・」 赤まりさは加勢しなかった。 「ゆん!きょうのところはこれでゆるしてあげるよ!れいむはこそだてでいそがしいからね!」 そういってれいむ親子は引き返して行った。 「ゆん!おちびちゃんたち!すーやすーやたいむだよ!」 「ゆー!」 れいむ親子はお昼寝を始めるのだった。 まりさは虫の息だ。 「ゆぅぅ・・・もぉ・・・えいえんにゆっくりしそうなのぜ・・・」 大げさではあるがダメージは大きいのも確かである。 「ゅぅぅ。こーしょこーしょ。・・・だいじょうびゅなのじぇ?」 赤まりさが心配して様子を見に来たのだ。 「にゃんだきゃゆっきゅりできにゃかっちゃのじぇ・・・おみじゅ・・あげりゅのじぇ・・」 二匹の赤まりさは小さい体で動けないまりさのところまで水が入った器を押してきたのだ。 「ゆうぅぅぅ!!!!お、おちびちゃんたちぃぃぃ!!!!!」 まりさは感動していた。事故のようなもので出来たおちびとはいえ、かわいいのは当たり前だ。 ましてや自分のことを心配してくれているなんて。 砂糖水の涙が止まらなかった。 ガチャガチャ そうしているうちにドアのカギを回す音が聞こえてきた。 「ただいまーまりさー!今日は早くお仕事おわったからおやつ一緒に・・・」 そう言いかけておねえさんはケーキの箱を床に落としてしまった。 「まりさ!!!!」駆け寄るおねえさん。 「ゆぅぅ!!!おねーさんー!!!!ゆわぁぁぁぁぁん!!!!」 「なにがあったの!?」 「れいむが!れいむがぁぁぁ!!!!はとぽっぽがなんとかってぇぇ!」 そう言いかけたところで、 「ゆん!おねーさんはてだししないでね!げすはせいっさいっ!されてとうぜんだよ!」 「げすなんかじゃないのぜぇぇ!!!」 「おねーさんゆっくりきいてね!はとぽっぽさんのおてあてさんをげすがとったんだよ! せいとーぼーえいっ!だよ!かわいそうなのはれいむだよ!」 「みゃみゃはちゅよいんだにぇ!げしゅはゆっきゅりちんでにぇ!」 まりさは泣くばかりで話にならない。 「まりさが何か取ったってこと?」 「そーだよ!ゆっくりりかいしてね!」 「正当防衛って・・まりさがなにかしかけたの?」 「ゆん!そーゆーことだよ!」 餡子脳で都合がいいように変換されているらしい。 「ゆ!なにをいってるのぜぇぇ!」 「おちびちゃんたちもままのみかたしてね!」 「みゃみゃはちゅよかっちゃよ!げしゅをしぇーしゃいしちゃよ!」 赤れいむは興奮した様子で話した。 「・・・ゆぅ!おにぇーしゃん・・!」 ちびまりさがキリッとしたいい顔でおねーさんを見据えた。 「ゆ!れいむのおちびちゃん!」 れいむはおちびちゃんがまた加勢してくれるとおもい、きらきらした目で見ていた。 「・・・いきにゃりこのおじしゃんをみゃみゃがしぇーしゃいしたのじぇ・・」 「なにをいってるのぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」 「しょれじぇ、うんうんをおじしゃんにかけちゃのじぇ」 「どぼじでぞんなごとゆぅのぉぉぉ!? ・・・わかったよ!まりさににてげすなんだね!ままがせいっさいっ!してあげるよ!かんしゃしてね!」 とびかかるれいむ。 「ゆっくりしんで・・ぶぎゅぁ!」 その瞬間、おねーさんのコークスクリューがれいむにクリーンヒットした。 「どぼじでぇぇぇぇ!!???」 おねえさんはニコニコしていた。 「お、おねーさん・・・?れいむ・・ゆぎゃ!」 右・左とおねーさんはリズムよくパンチを繰り出す。 「うふふ♪いいかげんにしなさいよ?」 言葉とは裏腹にボスッボスッドスッっといいパンチの音が繰り返される。 おねえさんはぐったりしたれいむの頭をアイアンクローよろしく片手でつかんだ。 「まりさ?絶対にのぞかないでね?約束よ?」 「ゆ!ゆ!ゆっくりりかいしたよぉ!!!!!」少し震えながら答えるまりさだった。 「そうそう、あんたも一緒にきなさい」 「おしょりゃをちょんじぇるみちゃいー!」のんきな赤れいむとれいむは隣の部屋へもっていかれた。 隣のへやからおねえさんの笑い声が聞こえる・・・ まりさはぶるぶると震えながら 「ぉ、おちびちゃんたち!ゆっくりしないでおみみ(?)をふさぐんだぜ!!!」 「「ゆ!りきゃいしちゃよ!」」 おねえさんはやけにすっきりした顔で部屋をでてきた。 「ゆ!お、おねぇさん・・・れ、れいむ・・・は・・・」 「あらまりさ。このおうちにはまりさ達しかいないわよね?」 「れ、れい・・」 「まりさたちだけよねぇ???」 「ゆ、ゆん!ま、まりさたちだけだよぉ!」 「よろしい。」おねえさんはにこにこ笑っている。 いつもはやさしいおねえさんだが、人間さんにはかわりない。 怒らせるとゆっくりなどはゴミのようなものだ。 まりさは改めて思い知らされるのであった。 おねえさんの温情によりちびまりさは飼いゆになった。 父ゆずりの誠実さと賢さが功を奏したのであろう。 おねえさんはその後まりさ達の前では鬼神となることはなかった。 「おちびたち!おとーさんところころするよ!」 「「ゆん!こーろこーろ!!」」 その後、親子だということもおちびたちは理解し、仲睦まじくしている。 「なーんてことがあったのよー。」 「そっかー。それは大変だったね・・・」 おねえさんの友人がまたぱちゅりーをつれてあそびにきていた。 テーブルの下でその話をすべて聞いていたぱちゅりーは生きた心地がしなかった。 ちなみにあのれいむ親子は、秘密の趣味ができてしまったおねえさんの サンドバッグとして開かずの間にひっそりと生きている・・・・。 アトガキ 予想以上に長くなってしまいました(私としては) 読みにくくなかったでしょうか? 落ちをつけることってむずかしいなとおもいます。 過去に書いたもの anko1396 しゃっきんさん anko1427 しゃっきんさん その後。 anko1439 むしゃくしゃさん anko1445 おりぼんさん anko1470 しんぐるまざーって大変だね!
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・この話には愛でられるゆっくりと悲惨な目にあうゆっくりが出てきます。愛でが嫌いな方は読まないほうがいいかも ・賢い胴付きゆっくりがでます。漢字を使って喋るので違和感を感じる方はお控えください ・これを書いたのはHENTAIあきだよ!HENTAIが嫌いな人は読まないでね! ・作者に都合の良い独自設定があります ・それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!! 暗い路地裏にゆっくりの家族がいた。狩りの上手い父まりさにお歌の上手な母れいむ、そしてやんちゃな子まりさだ。 人間にも迷惑をかけずこの路地裏でひっそりと、しかし幸せに暮らしていた。 これからもこの生活は続くと家族の誰もが思っていたが、所詮ゆっくりでありその幸せはあっけなく終わる。 同じ路地裏に住んでいたありすが飼いゆっくりをレイプしたのだ。そのため人間はこの路地裏に住むゆっくりの駆除を決める。 結果幸せに暮らしていたこの家族も殺された。家族を守ろうとしたまりさは人間に潰されて死んだ。 子供を守ろうと子まりさを口に隠したれいむは蹴られたが、子まりさと共にかろうじて生きている。 「おちびちゃん・・・だいじょうぶ?」 「まりさはだいじょうぶだよ!おかあさんゆっくりなおってね!」 そう言って子まりさはれいむをぺーろぺーろして傷を治そうとする。もちろんそんなことで治るはずがない。 「れいむはもうだめだよ・・・これからはおちびちゃんだけでいきてね・・・」 「どぼぢでぞんなごどいうのおおおお!まりさはまだおかあさんといっしょにいたいよおおお!」 泣きながら母れいむに体をすーりすーりする子まりさ。そこにカシャッっという乾いた音と光が響いた。 「あやややや、これは良いシーンですね。ずばり母と子どもの悲しき別れですね。」 声をする方に振り替える子まりさ。そこには胴付きのきめぇ丸がいた。 「ゆわああああああああ!きめぇ丸だああああああああ!」 驚いて声をあげる子まりさ。れみりゃ、ふらんと同じ餡子に染みついているゆっくり出来ない記憶。 そのゆっくり出来ない動きはある意味捕食者以上の恐怖だ。 「失礼なこと言わないでください!きめぇ丸じゃなくて清く正しいしゃめい丸です!」 「わふぅ!わふわふ!」 抗議の声をあげるのはしゃめい丸と足もとにいるゆっくりもみじだ。紅い頭巾に丸くて白いぼんぼん。 背中からはカラスのような黒い羽が生えているが、その顔にはあのどこか小馬鹿にする笑みは浮かんでいない。 「きめぇ丸じゃないの?それならおかあさんをたすけてあげてね!」 「どれどれ、あややこれはひどいですね~。」 蹴られて顔が陥没しているれいむを珍しそうに見ながら首から下げるデジカメで写真を撮る。 その顔はどこか楽しそうである。 「おねがいします!おかあさんをたすけてください!」 「いいですよ、でも一つ条件があります。」 そういうとしゃめい丸は肩から提げているショルダーバッグからオレンジジュースを取り出す。 そうして少しだけオレンジジュースをれいむに垂らす。 「なんだかすこしだけいたくなくなったよ。」 「おかあさん!だいじょうぶなの!」 「どうです?私の取材に協力してくれたらこのオレンジジュースはあなたにあげますよ?」 そういってしゃめい丸は子まりさにこの辺で野良ゆっくりが多くいる場所や餌場を案内するように頼む。 子まりさはこの提案を断れるはずがなく、しゃめい丸の取材に協力することにした。 れいむはまだ動けるほどは回復しておらず、とりあえずここで隠れて待つことになった。 取材の始めはまずこの辺のゆっくり達が狩りと称するごみあさりをするゴミ捨て場だ。 ここには飲食店が多く、あまりゆっくり対策もしておらずゆっくりにとっては貴重な餌場である。 「ここがまりさたちのかりばだよ!ここにはおいしいものがたくさんあってゆっくりプレイスなんだよ!」 「なるほど。確かに野良ゆっくり避けのネットもありませんね。これは問題ですね~。」 難しい顔をしながらしゃめい丸は愛用のデジカメで写真を撮る。横ではもみじが退屈そうに欠伸をしている。 「いまならにんげんさんはいないわ!ゆっくりいそいでごはんさんをあつめるのよ!」 「「「わかったよぱちゅりー!」」」 ちょうどその時、ぱちゅりーとその他多くのゆっくりが食糧集めのためにゴミ捨て場にやってきた。 ぱちゅりーの指示のもとにゴミ袋を破り中身をかき出し、ごみ箱を倒しその中身を漁っていく。 「またゆっくりか!?いい加減ゴミを散らかすのは止めやがれ!」 ゴミ箱を倒す音に気づいたのか、店から主人と思われる男が出てくる。 人間の出現に気づいたのかぱちゅりーは慌てて他のゆっくりに指示を出す。 「むきゅ!にんげんさんよ!みんないそいでにげるわよ!」 「逃がすかこの野郎!ゆっくり苦しんで死ね!」 そう言うと男は手に持ったスプレーを逃げようとするゆっくりに振りかける。 このスプレーは加工所特製のゆっくり駆除用のものだ。別に殺すわけでないが、スプレーに含まれる辛み成分により ゆっくり達を痛みで足止めして確実に殺すための物である。 「まりさのじまんのあんよがいたいいいいいいいいい!」 「からだがちくちくするよおおおおおお!だれかかわいいれいむをたすけてねえええええ!」 「めがみえないよおおお!らんしゃまああああああ!」 「ありすのとかいはなかおがああああああああ!」 体を襲う激痛によって逃げることが出来ずに悶える野良ゆっくり達。 一匹ずつ袋に入れ確実に潰していく男は、元凶であるぱちゅりーを掴みあげる。 「にんげんさん!ぱちゅはかいゆっくりなのよ!だからころしたらおにいさんがだまっていないわ!」 「こんな薄汚れた飼いゆっくりがどこにいる!どうせ何かして捨てられたんだろう!」 確かにこのぱちゅりーは飼いゆっくりであった。しかし飼っていたお兄さんの大事な書類をよだれで汚してしまい、 怒り心頭なお兄さんによって窓から放り捨てられてしまったのだ。 何とか生き残ったものの、こうして野良ゆっくりの参謀として生きてきたのだ。 「ぱちゅはすてられてなんてないわ!ただちょっとおこられておうちにかえれないだけよ!」 「そういうのは捨てられたって言うんだよ!ほらさっさと潰れろ!」 そうして同じようにぱちゅりーを袋に入れて足で念入りに潰す。ゴミ漁りをしていたゆっくりを片付けると、 男は一部始終を写真に撮っているしゃめい丸達に気づく。 「なんだお前達もこいつらの仲間だったのか?そうなら一緒に潰すぞ。」 「違いますよ、私たちは今取材中なんです。このまりさは案内役でして、証拠にバッジもありますよ。」 そういって頭巾に着いている金バッジを見せつけるしゃめい丸。 それを見て男は野良ゆっくりに向けていた険しい顔から、温厚で優しそうな顔になる。 「なんだ金バッジのゆっくりだったのか。ああいう野良は嫌いだが、頭の良いゆっくりは大好きだよ。」 「褒めてくれてありがとうございます。ところでゆっくり避けのネットを張った方がいいと思いますが?」 しゃめい丸に言われて男は照れたように頭を掻く。 「そうなんだがつい面倒で後回しにしてしまうんだよ。忠告どうりこんどはちゃんとネットを張るかな。」 照れ隠しなのかしゃめい丸ともみじにクッキーを渡す男。 「いいんですか、クッキーなんて貰って?」 「いいよいいよ、物臭な俺に注意してくれたお礼さ。そっちの犬みたいなゆっくりと食べてくれ。」 「わふわふ!」 美味しそうに貰ったクッキーを食べる二匹。その様子を羨ましそうにみるまりさ。 「まりさにもあまあまちょうだいね!」 「え?何でですか。これはあのおじさんが私たちにくれたんですよ?それにあなたにはちゃんと 報酬をあげますから我慢してくださいね。」 「ゆっくりりかいしたよ・・・」 悔しそうに声をだすまりさ。その顔にははっきりと無念さが出ている。 その顔に気付いているのかいないのか、しゃめい丸は次の場所に案内するように言う。 「ここはみんなであそぶばしょだよ!おともだちのありすもここにすんでるよ!」 ここは公園であり、町に住むゆっくり達にとっては優良物件でもある立地だ。 ただ他と比べれば人間との接触や駆除の具合も多いので、住むのは便利だが命の保証はない。 そのことに気付いているゆっくりは大抵どこかに引っ越すが、ほとんどのゆっくりはここは離れない。 「もみじどうですか?どこかにゆっくりはいますか。」 「わふぅぅぅ、わふ!わふぅ!」 鼻(?)をくんくんさせて匂いを嗅ぐもみじは、匂いを感じたのか走り出す。 慌てて追いかけるしゃめい丸とまりさ。もみじがいたのは段ボールで作った一般的なゆっくりの家だ。 「ゆわああああああ!ありすうううううう!」 「あやややや、これはまたひどいですね~。」 段ボールにあったのは黒ずんで死んでいる、一匹のれいむと子ありすだった。 このれいむはレイパーによって無理やりすっきりーさせられて生まれたありすを、シングルマザーとして立派に育てていた。 ありすはそんな母を自慢していつか立派な都会派になるとまりさに言っていた。 「わふううう!わふ!わふ!」 「忘れてましたね、もみじ。よくやりましたよ。いーこいーこ。」 褒めてくれといわんばかりに尻尾を振ってアピールするもみじを、しゃめい丸は頭を撫でる。 そうしながらも、片手はしっかりと写真を撮っている。 「だれがこんなことをしたの!まりさがはんにんをせいっさいするよ!」 「勇ましいですけど、これきっと人間さんがやったことですよ?あんよが焼かれてますし。」 そう言って死んだれいむとありすを引っくり返すしゃめい丸。そのあんよは真っ黒に焦げている。 直接的な死因はれいぱーによるすっきりー死だが、実際にこれをしたのはおそらく虐待お兄さんであろう。 良く見れば所々に殴られたような跡もあり、れいむのお飾りには挟みによる切れ込みもあった。 「どぼぢでにんげんざんはごんなごどするのおおおおおお!?」 「私に言われても困りますよ。虐待お兄さんでしょうから、きっと楽しいからでしょう。」 泣きわめくまりさにやれやれと言わんばかりに頭を激しくシェイクするしゃめい丸。ここら辺にはやはり共通するのか。 「それよりまりささん、もっとありすに近づいて泣いてください。そうすればもっと良い画になるので。」 「できるわけないでしょおおおおおお!」 どこかの報道記者の様にまりさに無茶を言う。死んでゆっくりできない匂いがするありすに近寄りたくなく拒否するまりさ。 その拒否に対して冷たい目でまりさを見るしゃめい丸。 「いいですかーまりささん。これも取材協力の一つなんですよ?協力してくれないとお母さんは治せませんよ。」 そう言われると断ることが出来ないまりさ。泣く泣く死んだありすに近づき泣き続ける。 「いいですよーまりささん!もっとこう悲愴な感じですりすりしてくれるといいんですが。」 さすがにそれは勘弁してくれとまりさが頼んだことと、満足したこともありこれ以上の写真は撮らないことにした。 満足していると、れいむの頭から生えていた赤ゆが一匹だけ無事だったのか生まれおちた。 「ゆっきゅりしちぇいっちぇね!」 お決まりの挨拶をする赤れいむ。しかしその挨拶に答える者はいなかった。 「もみじ、今日のご褒美ですよ。その赤ゆは食べちゃってもいいです。」 「わふぅ!」 嬉しそうに一鳴きすると、もみじは一口で赤れいむを食べてしまった。 「あかちゃんはたべちゃだめでしょおおおおおおおお!」 「といってもこの赤ゆは親もいませんし、遅かれ早かれ死んじゃいます。だったら食べられたほうが幸せですよ。」 赤れいむを食べたもみじに抗議するまりさに、しゃめい丸は冷静に反論する。 ある意味饅頭として食べられたほうが、この赤れいむも幸せなのかもしれない。 納得はいかないが、確かにそうかもと思うまりさはひとまず黙る。 お友達のありすの死をみるという最悪な形だったが、まりさの取材協力はなんとか終わった。 こうしてまた路地裏に戻ってきたまりさとしゃめい丸にもみじ。 「御苦労さまでした。これは報酬のオレンジジュースですよ。」 「ゆわーい!これでおかあさんはたすかるよ!」 約束道理にオレンジジュースを貰い喜ぶまりさ。さっそく母親を呼ぼうと路地裏で声を響かせる。 「おかあさん!ゆっくりしないででてきてね!まりさがあまあまをもってきたよ!」 だがその声に返事を返す声は聞こえてこなかった。おかしいなと思いまりさがもう一度声をあげようとすると、 もみじが何かに反応したのか、まりさのお家だった段ボールに近づく。 「わふぅぅぅぅぅ!わふわふ!」 「あや~またですか。今日は随分と死体と出会いますね。」 何だか嫌な予感がしてまりさは自分のお家を覗いてみる。そこには体を食いちぎられて絶命した母れいむがいた。 おそらく中身が出ていたこともあり、匂いに連れられて犬か猫でも寄ってきたのだろう。 「おかあさああああああああああん!なんでええええええ!?せっかくあまあまさんがあるのにいいいいい!」 せっかく大変な思いをしてまであまあまを手に入れたというのに、肝心の母親がこうではさすがに オレンジジュースでも回復は無理だろう。そこまでれいむの姿は酷かった。 「おねがいじまず!はやくおかあさんにあまあまさんをがげでくだざい!」 「無理だと思いますが、まあ一応かけますよ。」 諦めきれずにオレンジジュースをかけるように頼むまりさ。言われてオレンジジュースをかけるが、その体はぴくりとも動かない。 体が半分無く、眼球も飛び出しているようで生き返るような生命力はゆっくりにはない。 「取材も終わりましたし、そろそろお兄さんのお家に戻りましょうかもみじ。」 「わふ!」 帰ろうとするしゃめい丸ともみじにまりさは必死に助けを求める。 「まってええええ!まりさをひとりにしないでえええええ!ひとりじゃいきていけないよおおおおおお!」 「やれやれそんなことですか。もう貴方と私は何の関係もありませんよ。」 冷たくしゃめい丸はしっかりとまりさに向かって言い放つ。 そしてもみじを手に抱えると、その翼で飛んで行ってしまう。後にはまりさ一匹が路地裏に取り残された。 「何か声がすると思ったら、まだゆっくりがいたのか。本当に野良はしぶといな。」 まりさを発見したのは加工所の人間だった。恐怖に震えて動けないまりさが最後に見たのは自分を潰す大きな足であった。 加工所の人間は潰したまりさをゴミ袋に入れると、段ボールにも死体があることに気づき一緒に中に入れる。 「お兄さんただいま戻りました!たくさんスクープさんが撮れましたよ!」 「がんばったみたいだな。もみじもお手伝いしてえらいぞ。」 飼い主であるお兄さんに撫でられ二匹は幸せそうに顔を緩める。 しばらくそのままゆっくりしてから、しゃめい丸はお兄さんに向けて元気よく言う。 「お兄さんありがとうございます!さっそくですが早く新聞を作りましょう!」 「そうだな。それじゃあさっそく始めるか。」 新聞とは同じきめぇ丸やしゃめい丸達を飼っている飼い主が集まる場で見せ合う、飼い主との共同作業の作品だ。 もちろん本格的な新聞などでなく、写真の横にその時の様子などを書いた学級新聞のようなものである。 発表された作品は、それぞれの飼い主たちの投票でその時の最優秀賞が決まる。 「こんどこそ私が一番になりますよ!きめら丸さんなんかには絶対負けません!」 「そうだな、こんどこそ一番になろうな。」 前回の最優秀賞はきめら丸の宇宙から見た地球の新聞だ。そのコメントにきめら丸は 「こんな綺麗な所に私たちは住んでいるのですね、おおかんどうかんどう」 まあそのきめら丸は飼い主ともども黒服のエージェントに連れて行かれ行方不明なのだが。 おそらく何所かで仲良く暮らしているだろう。 「今回のテーマは野良の厳しさとその被害です!社会派なテーマですから注目もあるはずです。」 そう言って今日撮ってきた子まりさの姿や、ゴミ漁りをするぱちゅりー達の写真を確認するしゃめい丸。 お兄さんが写真をプリントアウトし、紙に貼り付け一生懸命に横にコメントを書いていく。 「じゃあ新聞も出来たし、いつもの撮影会を始めよう。」 「あややや、やっぱり今日もするんですね。正直ちょっと恥ずかしいのですが。」 お兄さんの用意した撮影会用の服に着替える。今日の服装は体操着にブルマだ。 もちろん頭には紅白帽とお兄さんに抜かりはない。 「いいぞしゃめい丸!もっとこう楽しそうな感じでとび跳ねるんだ!」 注文を受けて飛び跳ねるが、その顔は少し恥ずかしそうだ。お尻にブルマが食い込んでつい気になるのだ。 この写真も同じ飼い主同士でお披露目し、誰が可愛いかを決めるもう一つの発表会では常にこのしゃめい丸が一位だ。 そんなことがあるとは知らずに、しゃめい丸はこの先もお兄さんの被写体となる。 おまけ きめぇ丸への進化? 「さぁ今夜も愛のある営みを始めようかしゃめい丸!」 「おおひわいひわい。まったくお兄さんは絶倫ですね。」 「誰だお前!?」 「おおひどいひどい。いつもあんなに愛してくれたというのにそんなことを言うのですか?」 「俺が飼っているのはしゃめい丸だぞ!なんだそれがきめぇ丸になってるんだよ!」 「私に言われても困ります。気づいたらこうなっていたんですよ。」 「そんな・・・。あの写真でときめいて必死で買った俺のしゃめい丸が・・・」 「顔が変わっただけでそんなに落ち込まないでください。いつものようにしこっていいのよ?」 「誰がしこるか!?」 しかし顔が変わった以外にも何故か体もグラマーになっているきめぇ丸に、お兄さんのオンバシラもつい反応してしまう。 顔が変わっても俺のしゃめい丸だということにして、その日お兄さんときめぇ丸は情熱的な夜を過ごす。 しかしこの変化を不思議に思い、お兄さんは同じきめぇ丸・しゃめい丸愛好会に聞いてみると驚きの事実が分かる。 どうやらこの会の半数のきめぇ丸は元々しゃめい丸であったが、お兄さんと同じように急にきめぇ丸になっていたのだ。 過剰な愛は毒なのか、ピュアな飼い主だけにしゃめい丸は居続けるのであった。 後書き 東方新作が出るようなので記念にしゃめい丸で書いてみました。 ちなみにおまけのきめぇ丸はSS中のしゃめい丸じゃないから安心してね! 某王様のきめぇ丸を見るとついむらむらしてしまうHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法
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『逃げこんできたゆっくり親子』 28KB 虐待 制裁 観察 誤解 飾り お家宣言 家族崩壊 同族殺し 番い 赤ゆ 現代 虐待人間 比較的普通な虐待をと思って書きました 初投稿です。 逃げこんできたゆっくり親子 薄くなっていたはずの意識が、引き戻されてくる。 目が冴えてきてしまっている。 今の時間は深夜。 今日はいまいち寝つきが悪く、それでも今やっと眠れそうになったところだった。 だがそこに何やら不審な音が聞こえ、驚きとわずかな恐怖で目が覚めてしまったのだ。 窓を叩くような音。 隣の居間だ。最も、この狭いアパートでは、部屋という部屋はこの寝室とその居間くらいなのだが。 俺の安眠を妨げるのは一体何者だと、わずかに夢心地に入って朦朧とした意識により、怒りだけ駆られて跳ね起きる。 戸を引いて居間に入り掃き出し窓の外を見てみると、外のわずかな光に照らされたそこには、ゆっくりれいむの親子の姿があった。 どちらもれいむ種の、親一匹子一匹。 やたら切羽詰まった表情で思いっきり窓への体当たりを繰り返しているので、とっとと開けることにする。 いくらゆっくりでも、壊されるのではと少し怖くなったのだ。 俺が窓を開けると二匹は素早く部屋に滑り込んで来て、親れいむが叫ぶ。 「ほら、はやくしめてね! れみりゃがきちゃうよ!」 ふむ。なるほど、こいつらは追われて焦っていたということか。 外を見てみると我らアパート住民の庭に、街灯に背を照らされた胴つきれみりゃらしき影が、やたらよたよたしながら入ってくるのが見えた。 ただのゆっくりに逃げられる要領の悪さが、シルエットだけでも窺える。 ちなみにその庭部分は、手を伸ばせば隣の塀に届きそうなほど狭い。 我が家が惨劇の舞台になっても困るので、一応窓を閉めてやることにする。 振り返ると薄汚れたれいむ親子がこちらを見ていた。 「ありがとうございますう! たすかりましたあ!」 「ゆ、ゆ、ゆーぅ」 赤ゆの方は既に疲れきっているのか、ふらふらだ。 こちらは無理に起こされたところだというのにな。 「あのれみりゃから逃げてきたのか?」 「そうですぅぅ、まりさともはぐれちゃって……」 「大変だな。そいつはもう食べられちゃったのかね」 「ゆぐ……と、とにかく、れみりゃがいるおそとにはでられないです! どうかここにとめてください!」 「えー……?」 小汚いこんなやつらを泊めてやるのなんて、正直ごめんだ。 明かりが少ない状況だが、こいつらが例にもれず汚いことはよく分かる。 が、これ以上面倒なことを起こしたくもなかった。 追い出そうとすればうるさいだろうし、れみりゃとて決して静かなやつでもないだろう。 なんといっても今は早く寝たいのだ。 親子にそこまでゲスな雰囲気は見てとれないし、一晩できちんと追い出せばいいだろう。 そう思って俺は親子を泊めることを許した。 「ゆん! よかったあ、ありがとう!」 親れいむの一応の感謝が、右耳から左耳に抜けていく。 飲み物を箱買いしたときの段ボールに新聞を敷いてスペースを作ってやり、そこにのせる。 一応そこから出ないよう言って聞かせ、俺は寝室に戻った。 せめて今からでも安眠を迎えたい。 翌朝、俺はまたも音によって意識を覚醒させられることとなった。 目覚まし時計をセットしていたわけではない。 全く夜も朝も無理に起こされるなんてついてないなー、なんて思っている場合では無かった。 俺の耳に飛び込んできたのは昨日とは比べ物にならないとんでもなく大きな音だったのだから。 昨晩以上に体に力を込めて跳ね起き、居間への戸を叩きつけるように開いた。 そこに広がっていたのは昨日とは違う居間の光景だった。 見事に荒らされ散乱とした部屋。 どシンプルな三段の小さいキャビネットは引き出しを引かれ、中のものを掘り返されている。 なにに使う訳でも無い折り畳みナイフに、昨日駅前でもらったゆっくり保護団体のチラシ等々。確かにきちんとしまっていたはずのものは今は無造作に放り出されている。 そして、あまり物を置いていなかったスチールラックが引き倒されている。先程の音の主はこれらしい。物をのせ無さ過ぎて不安定だったのかもしれない。 そばには、それに乗せていたはずのゆっくりみょんをかたどった、陶器の小物入れが落ちて割れていた。 なかなか気にいっていたのだが、置くところが高すぎたか。 俺にとってこれは惨劇だ。結局この部屋で、起こってしまったわけだ。 基本的に大したものは置いていないので被害はそれなり。だが、これを片づけることを思わされると気が重い。 そして何より、ここまで触れてきていないがこれらを引き起こしたその原因。 いや、それはもはや考えるまでもない。 やはり昨日無理をしてでも追い出してれみりゃに捧げてやればよかったのだ。 まさか、一晩で評価をひっくり返すことになろうとは。 そうその原因は、やはりと言うべきか。……ゆっくり親子だった。 「あ、にんげんさん」 こちらを見つけ浮かべる笑みに嘲りを感じた。 そんなつもりはないだろうなとも思う。 「にんげんしゃん! あみゃあみゃちょーだいにぇ!」 足元から赤ゆの声がする。 こんなことをして、なぜ平気な顔でいられるのだろう。 そこまでこいつらはどうしようもない生物か。 「にんげんさん、ここはれいむのものだよ! さっきにんげんさんがくるまえにせんげんしたからね!」 「しょうなんぢゃよ! ゆっくちりかいしちぇね!」 なんだそりゃ。 ここは俺の家だって、流石のこいつらにも分かっているはずなのに。 「ゆゆ~ん、にんげんさんはじぶんのおうちにもどってね! こっちにくるならあまあまちょうだいね! たくさんでいいよ!」 ちら、と俺が出てきた寝室を見ながら言うれいむ。 どうやらこの部屋をもらったと、そう言いたいらしい。 「これ、お前らがやったのか?」 「ゆ? そうだよ! あまあまさがしだよ! なかったけどね! どこにかくしたのか、おしえてくれてもいいよ!」 眠りに落ちるのを邪魔され、れみりゃから助けてやって、更に一晩泊めてまでやった。 その見返りがこれとは。今まで冷静を保っていたはずの俺の心に、怒りが沸き起こるのをここにきて感じた。 後押ししてくれるこの感情。 これに任せよう。平気で恩を仇で返すこんなやつらに、遠慮してやる道理がどこにある。 気付くと俺は親れいむを蹴りあげていた。 白い壁にぶつかるれいむ。 「ゆ……! び……! ゆうっ、ゆうんやあああぁぁぁ!! いだいいいいぃぃぃ!! いだいよおおおぉぉ!」 「お、お、おかーしゃ……! くしょにんげん! おかーしゃになにしゅる……ゆぴ!」 飛びついてきた赤ゆを、傷つけない程度に軽く蹴り上げる。 脆い方は扱いづらいな。 「おしょらをとん……ゆぺ」 定型句を唱えかけてから地面に落ちる赤れいむ。 「そんなに強く蹴ってないって……お前のかーさん根性ないな」 そう言ってやってから親れいむに近づく。 「ゆぴぃ……! あやばり! あやばりばず! あやばりばずからぼうげらだいで!」 早くも白旗を上げるとは、やりがいのない奴だ。 だがこんな程度で腹の虫がおさまるわけがない。 れいむを両手で挟みこむようにもちあげ、一言投げかける。 「そんなの聞けないなー。なんでこんなことしたのかねぇ……」 「ゆあ……、と、とってもゆっくりしてるばしょだとおもってぇ……。 それにおきたらだれもいなかったから……ゆぎ! ゆぐ!」 挟んだ手で、れいむをねじり上げる。 ルービックキューブを捻るようにだ。 これで理由になると思っているのだろうか。おめでたいな。 これが人間だったら、別に真意でもあったのだろうか。 等と思ってから人間ならこんなことはしないな、と自分で突っ込みを入れる。 結局、昨晩の判断は間違っていたのだ。善良だと思ったのは何かの間違い。 疲れていてゲスな部分を出す余裕がなかったのかもしれない。 もしかすると寝ぼけた俺がそういう部分を見逃しただけなのかもしれない。 結局は見抜けなかった俺も悪いのだろうか。 そう思うとどこか少し冷静になった。 だがそんなことで許せるのか。許せるはずがない。 こいつらは俺に恩義を感じこそすれ、こんな目にあわせる理由はないはずなのだ。 そしてあまつさえこんな風に責任を感じさせてまでいるのだ。 そう思うと、強い苛立ちが沸き起こるのを感じた。 「ゆぎ! ゆぎ! いだいいいぃぃ……!」 「おかーしゃぁ……」 れいむを持つ手に力が入りかける。だがこんなことで潰してしまっては仕方ない。部屋も余計に汚れてしまう。 なんとか、最低限の痛みを感じてくれる程度におさめる。 そしてすぐに軽い捻りの限界に達したらしく、これ以上は動かなくなる。 まあ、いい。とりあえずこれはやめよう。正直ただ蹴る方がすかっとする。 手を離し、れいむが落ちる。成体なら人間の手元から落ちても案外平気だ。 「ゆっ! うぇっ……! ちょっと! きゅうにおとさないでね!」 次は赤ゆだ。 親れいむを足で押しのけて赤ゆに手を伸ばす。 一度逃げられるも、赤ゆの速度では大したことはない。きちんと捕まえ手のひらの上に載せる。 「ゆゆーん、れいみゅはとりしゃんー!」 すると母性に訴えかけられたか、怯えて固まっていた親れいむが声を上げる。 「ゆ! おちびちゃんはやめてあげてね! れいむのおちびちゃんなんだよ!」 だからなんだっていうんだ。 逐一イライラさせられる。こいつらはいらつかせる精神攻撃が得意技なのだろうか。 「それで? だからなんだって?」 「ゆ!? おちびちゃんはとってもゆっくりしてるんだよ! ほらよくみてね! ゆっくりしてるでしょ! ね!」 たしかにとってもゆっくりだ。 今見るとどうしようもなくいらつく、それはそれはとってもゆっくりな顔をしている小さな饅頭。 「ゆ?」と呟く赤ゆの顔に、もはや無意識でデコピンをお見舞いする。 「いぢゃいいいぃぃぃぃ!! なにじゅるのおおぉ! ゆうううぅぅぅ!」 「おちびちゃあぁん! ゆぐぅ! くそじじい! おちびちゃんをかえしてね!」 足元にぶつかってくる親れいむ。 ゆっくりってやつは柔らかい。正直痛くも痒くもなかった。 「れいみゅぷきゅーしゅるよ! ぷっきゅうううぅぅぅ!!」 「せいっさい!するよ! くそじじいはしんでね! すぐでいいよ!」 無駄な反抗を見せる二匹 それではと、親れいむに赤ゆをとり返すチャンスをやることにする。 散らかった部屋に転がっていた折り畳みナイフを拾い、ひろげる。 親れいむに見せて言ってやる。 「おいれいむ……、これみえるか?」 「ゆ! なんだくそじじい! みえるよ! ばかにしないでね! で、なにそれ! あまあま!?」 「これはナイフって言ってな。物に当てるとよく切れるんだ」 「ぷきゅううううぅぅぅ!」 ぎらつくナイフを親れいむによく見せてやる。 「ないふ? きれるのはゆっくりできないよ!」 さっきまで怒っていたのに、なかなか素直だ。 馬鹿なのは、使いやすいという利点をもっているというわけか。 「お前の体で試してやろうか?」 「ゆ!? い、いいよ! ないふさんはすーぱすーぱさんだね! れいむわかったからきるひつようないよ!」 「ぷぅー、きゅううううぅぅ!」 「じゃあおちびで試そう」 話題に出されて、手のひらの上で必死に膨らんでいた赤ゆが反応した。 「ゆぴ!?」 その顔には恐怖が浮かんでいる。 うむ、気分が良いってことはないがこの顔ならイライラはしないで済むな。 「ゆああああぁぁぁ!? どぼじでそんなごというのおおおぉぉぉ!!」 「嫌か?」 「ゆ! いや! いやじゃよ! れいみゅすーぱすーぱさんいやじゃよおおぉ!!」 「おちびちゃんいやがってるでしょおおぉ!! だめだよおおぉぉぉ!!」 否定の色を強く表わし訴える二匹。 そんなことを言える立場じゃないと分からせてやることすら、難しいようだ。 「じゃあお前がかわるか?」 「どぼじでぞうなるのぉ!」 「お前がやったらおちびを切ったりはしないし、ちゃんと降ろしてやろうかなって思ってるんだけどなー」 「ゆ!?」 「ほ、ほんとうに……?」 「うん、約束は破らないさ」 そんなんじゃ、恩も返せないこいつらと一緒になってしまうからな。 「ゆぐぅ……」 「おかーしゃ……」 俯いて考え始めるれいむ。 自分の体が裂かれるのとおちびちゃんのどっちが大事か、もはや逆に及びもつかないほどの単純思考っぷりでじっくりと考えているんだろう。 「ゆ……わかったよ。れいむはどうなってもいいからおちびちゃんをはなしてね!」 手のひらのおちびが安堵の息を洩らすが、すぐに気付いて親に心配そうなまなざしを向ける。自分の安易さに気付き、親の運命を憂いているといったところか。 さて、よく選んだ。 そうでなくちゃ困る。おちびを見捨てられたりしたら、あとはもう単純に痛めつけるしか手段が無くなってしまうのだから。 「よし、じゃあ……持っておいてやるからお前が自分で体当てて切れ」 「ゆ」 「ゆぴ!? お、おかーしゃ……!」 少し屈んで、ナイフを床に立てるようにして抑えてやる。もちろんおちびを持った手は、高く掲げて降りられないようにしておく。 ナイフには角度を付けておいてやろう。自ら飛び込みやすいように。 「さ、どうした?」 れいむはどうやら予想外だったらしく、その場で硬直する。 俺は切れ味を試すと言っただけで、直々に刻んでやるなんて言った覚えはないのだが。 なんといっても両手がふさがっているのだ。是非協力して貰わなくては。 「……りです……。」 親れいむがぼそりと呟く。 「ん? なに?」 聞き返すと、俺の顔を見上げ口を開いた。 「むりです……!」 「なにがー?」 「むりいいぃ! むりですう! じぶんからいたいいたいはむりですうぅぅ!」 「ゆ!?」 「そっか……。じゃあ仕方ない、おちびだな」 「やべでえぇえ!」 おちびが手のひらの上でびくりとする。 そして俺の方へとゆっくり振り返ってきた。 俺はそんな可哀想なおちびに笑顔を向けてやる。 お前の親が不甲斐ないばっかりにな。 「お、おかーしゃ……」 「やべで! やべでえぇぇぇ! おちびちゃんはまだちっちゃいんですうう!」 立ち上がりナイフを持ち直す。おちびのデコに突きつけ、言う。 「まー、いいや」 「ゆ……?」 「ゆ!!」 「やっぱやめとくか。刃物なんて俺もちょっと危ないしな」 「ゆ、ゆあああぁぁぁ! やっちゃ! たしゅかっちゃよぉぉ!」 「にんげんさんありがとおおぉ! ゆ、ゆ! はやくおちびちゃんをおろしてねぇぇ!!」 なんと勝手な。 それにまさか、自分で言った感謝の言葉まで台無しにするようなことまで言うとは。 「解放してやるとまでは言ってないぞ」 「どぼじでぞんなごというのお!」 「ゆん! もうおかーしゃをいじめないでにぇ! れいみゅもおろしちぇにぇ! しゅぐでいいよ!」 本当に、どうしてこいつらはこうも瞬時に調子に乗れるのだろう。 一度ゆっくりの思考を覗いてみたいものだ。 ナイフをたたんで床に置き、おちびを先程の親れいむと同じ刑に処す。 顔を挟んで持っての雑巾絞りだ。 このサイズでは持つよりつまむという感じだが。 「ゆ……ゆぎ! いぢゃいいいぃぃ! やべでねぇぇ!」 声を上げるが、もちろん続ける。 おちびは柔らかいが小さいので加減が難しい。 こいつならもっと面白い状態になってくれるかと思ったのだが、結局親と同じ程度にしか捻れないようだ。残念ながら。 「ゆぎ、ゆぎぎぎぎぎぎ!」 仕方ないのでひとまず終えてやって離すことにする。 もちろん手のひらの上から降ろすわけではない。 「ゆ……ゆふぅー! みょうおわり? おわり? れいみゅたえちゃよ! ゆっへん!」 「すごいよぉ! おちびちゃあぁん!」 「なんだきゃれいみゅ、みゃえよりふにゃふにゃしゃんになったきがしゅりゅよ! れいみゅは、なめくじしゃん!」 「おちびちゃんよくがんばったねえぇ!」 まったく、俺が加減してやったからだというのに。 こんなことでぎゃあぎゃあと、いちいち面倒な奴らだ。 おちびを褒め尽くしたれいむが今度はこちらをキッと睨みつける。 「いいかげんにしてね! そろそろおちびちゃんをはなしてね!」 まだ言うか。 おちびを軽く痛めつける程度では、堂々巡りにしかならないらしい。 同じことばかりうるさく言われ続けるのは、もう勘弁してほしいところだ。 またしてもイラッとしてしまったので親れいむの顔にもう一度蹴りを入れてやる。 ただし今度はさらに弱め、小突く程度だ。 「ゆちー、なんだきゃやわやわしゃんしゅぎちぇ、れいみゅゆるゆるしゃんだよぉ」 おちびがもはや訳のわからないことを言っている。もうこいつは無視だ。 「ゆぎっ! いだい! ゆんやああぁぁあ!!」 「ゆぅー、うんうんでりゅよ!」 本当に軽くなのに大袈裟にわめく親れいむ。 さっきの一撃を思い出したってだけで叫んでいるのではなかろうか。 ……なに、うんうん? 「うんうんしゅっきりー! ぎゅいぃーでゆるゆるしゃんになっちゃからいっぴゃいでちゃよ!」 ……見ると、おちびが手のひらの上でうんうんをかましてくれていた。 それもきれいに手のひらに収まるように。 黒い餡子の塊が何やら仄かにあったかい。 ああ……なんだか、もういいや。 「……ゆっ! なにしゅるの! れいみゅのおかざりしゃんかえしちぇね!」 おちびを指でおさえ、もう片方の手でリボンを抜きとる。 それをポケットにしまってから、もう一度おちびをしっかりおさえる。 そして、手のひらの上の排泄物をおちびの髪に塗りたくった。 「おかざ……ゆぴぃ! うんうんちゅけないでにぇ!」 それはこっちの台詞だ。 うるさく言ってくるが、もちろんやめてなどやらない。 大方塗り終えると、だいぶ手のひらにも広がってしまっていた。 「おちびちゃんになにじでるのおおおぉぉ!」 「ゆんやああぁ! くちゃいいぃ! ゆぴいいいぃぃぃ!! れいみゅのさらさらかがやくごくじょうっ!のかみしゃんがくちゃいぃぃ!」 うるさく泣きわめくおちびを掃き出し窓から狭い庭部分に放り出し、窓を閉める。 「ゆ!? お、おちびちゃん!」 まず手を洗おう。そしたらもう、いいかげん終わらせてしまうとしよう。 俺ももはや限界だ。しかし何とも屈辱的な方法で本気にさせられてしまったものだ。 おちびの贈り物を洗い落した後、未だ散乱した居間に戻ると親れいむが窓に向かって体当たりしていた。 外から中から、窓がそんなに好きか。と言う冗談は置いといて。 さっきから親れいむの声は部屋に響いていた。 もちろんその目的はただ一つ。おちびの元に行こうと奮闘している、というわけだ。 「おちびちゃん! いまあけてあげるからね! まっててねええぇぇ!」 だが窓は大きな音を立てるばかりで、割れてまではくれない。 俺は足に体当たりされた感触を思い出して、あの力じゃ無理だろうな、と思った。 昨夜のれみりゃは既にいなくなっていて、外には脅威が存在するわけでもなんでもない。 それでも親れいむが必死なのは、さっきのことでおちびちゃんが泣きっぱなしだからだろう。くちゃいくちゃいと。 親れいむを後ろから捕まえ、体当たりを止める。 「なにするくそじじい! おちびちゃんをはやくもどせ!」 「戻す?」 「ここはれいむのゆっくりぷれいすだっていってるだろおおぉ! はやくもどせ!」 しつこい奴だ。と思って、そういえばまだきちっと否定してやってなかったことを思い出す。 「戻すね……、まあ賛成してもいいな」 ただし言葉尻をとって、の話だが。 「じゃあはやくもどせ! おちびちゃんをもどせ! それからあまあまもってこおおぉい!」 「お前が戻れよ。元の外にさ」 「ゆが!? そんなのおかしいでしょおお!? ここがれいむのゆっくりぷれいすなんだよお!!」 「ここは俺の家なんだよ。この部屋もあっちの部屋も。お前が来るずっと前に人間流のおうち宣言をしてるんだよ」 「ぞんなのじるがああ! いいがらおぢびぢゃんをもどぜ! ばやぐじろおおぉぉ!」 やはり言っても無駄か。 なにも聞かず傲岸不遜を貫き続けるしかない。ある意味一貫しているわけだ。 そんなお前たちを気にいってくれる人の所に飛び込めば、よかったのにな。いればだが。 親れいむのリボンも抜き取り、窓の外に出してやる。 ただしこいつは、おちびより強くだ。真っ直ぐ投げてやると、目の前のコンクリートブロックの塀に潰れるようにぶつかるれいむ。 それでも平気でぼてっと地面に落ち、泣き声を上げてみせるのは流石の丈夫さだ。柔軟性のなせる技だろうか。 俺は先ほどのナイフを持ち、サンダルをつっかけて庭におりる。 素早くおちびに飛びつこうとする親れいむに先んじて手を伸ばし、おちびを持ち上げた。 「さーて、さっきの約束やっぱ守ってもらおうかな」 そう言ってナイフをおちびにあてる。 怯えるおちび。 親れいむは愕然とした表情で固まっていた。 「こいつで切れ味試すって約束だったよな」 親れいむが表情に絶望を交え、悲痛な声をあげる。 「さっきはやめるっでいったでしょ! やべで! やべで! おぢびちゃんをだずげて! ごんどごぞがんばりばすがら!」 「あのな……二度も同じチャンスは訪れないものだよ」 そう言って、ぷるぷる震えるおちびの口にナイフを突っ込む。 深くまで差し込んだナイフで、頬の皮を切り裂く。後頭部近くまで広がる口。 「いぢゅあい! いぢゅぁいゆお……おかーしゃ……ゆぴいいいいぃぃ!」 泣き叫ぶおちびを押さえ込んで反対側も同じようにする。口裂けゆっくりが完成した。 さらに騒ぎ始めるおちびを強く抑え込む。 自分の体なのに騒ぎ過ぎれば餡子が漏れて危ないと分かっていないのか。 餡子が漏れ出さない内に地面に置き、親れいむと再会させてやる。思えば俺に捕まって以来の再会だ。 だが親れいむはそれどころではないのをきちんと弁えているようだ。流石に慎重な姿勢を見せる。 「おちびちゃん! しずかにしてね、あんこさんがもれちゃうよ」 「ゆ……おかしゃ、ゆうぅ……しゃべりにきゅぅいぃぃー!」 「おちびちゃん! しずかにしないとだめだよ!」 おちびを叱り必死にその動きを止めようとする親れいむ。 だがすでに切り口からは餡子が漏れかけている。このままではもっと漏れていくだろう。 だがそれよりもまず、おちびの体はぱかぱかと開いてみせていた。 おちびが喋るのに乗って上顎が持ち上がるのだ。 バランスを崩せば、あの体はすぐ開いてしまうだろう。 おちびはそんな自分の体の状態に困惑しながらも、叫ぶのをやめられない。 親れいむもそんなおちびを見て焦りを募らせ始めたようだ。 「おい、れいむ。おちびちゃんを後ろから支えてやった方がいいぞ」 親れいむに声をかけてやる。 親れいむははっと気づいたようにして、こちらに一瞥をくれることもなくおちびの背後に回る。 「おちびちゃん、おかあさんがささえてあげるからしずかに……ゆ! く、くさっ」 最後にれいむは反射で呟く。 そう、髪にはさっきうんうんを塗りつけたばかり。 つい出てしまった親れいむの小さな声を、おちびは聞き逃さなかった。 大口を開け、とうとう―― 「なにいっちぇるの……! おかーしゃがいけにゃいんでちょ……! おかーしゃがぜん! びゅっ! ……べ……べ」 叫ぶ勢いで上あごがあがりきり、頭が地面に落ちる。 まさにと言うべきか、首の皮一枚で繋がっておちびはゆっくりの開きになってしまった。 「お、おちびちゃああぁん!」 下あごに多くのあんこが残されているのがわかる。 上あごにもいくらか持っていかれているが、下あご部分では餡子がこんもりと山になっていた。 もしかするとあれが中枢餡というやつなのかもしれない。変わった様子はないのでよく分からないが。 下あごの先でずらりと半円状にならんだ歯の真ん中、舌がぴくぴくと痙攣していた。 先っちょは丸められていて、おちびが痛みに耐えているのがうかがえる。おそらく風前の灯だろうが、おちびはまだ生きているようだ。 そしてその身を二つに裂かれた苦しみを味わっているのだろう。 親れいむがもはやどうしていいか分からずに――いや、あれは既におちびを亡くした悲しみを感じているのかもしれない――顔を絶望に固め立ちすくんでいた。 だが、おちびは確かにまだ生きている。 この声が届くかは分からないが、こんな半端で終わらせても仕方ない。仕上げてやらねば。 「おちび、ジャンプしたら戻れるんじゃないか?」 俺の声にピクリと反応する二匹。 親れいむの顔が、本格的に絶望から悲しみへと変わった。 「おちびちゃん! うごいちゃだめ!」 だがおちびは、その台詞とほぼ同時に飛んでしまっていた。 苦しみに支配されたその思考は、きっと究極的に単純だったのだろう。 ジャンプの頂点からの落ち際に、確かに元の体を取り戻すおちび。 疲弊しきって濁った瞳にわずかの希望が浮き上がった。 だがその体はバランスを崩し、顔を地面へと向けてしまう。後ろを気遣いすぎて前に重心が乗っていなかったのだろう。 そしておちびは落ちた。 地面にあんこをはきだし潰れるおちび。今度こそピクリとも動かなくなる。 親れいむはそれをもはや生気のない目で見つめていた。 「あーあ、潰れちゃったな」 俺が言うと、ゆっくりこちらを見上げる親れいむ。 「さて、次はお前かな」 継いだ言葉に震え上がって、恐怖を浮かべた顔をする。 その表情のまま、ずいと前に出て叫び出す。 「ゆるじで! おぢびぢゃんぼばりざぼなぐじで、れいぶかばいぞうなんでずぅ!」 「ふーん、可哀想とは思わないけど……許されたいのか」 「ゆるじでぐだざい!」 「でもねぇ、俺もこのまま許すわけにはな」 「なんでぼじばず! なんべぼじばずがらゆるじで!」 「ん? そうか、なんでもするか。ならひとつ方法があるよ」 「ゆ! なに! なんでずが! ばやぐいっで!」 わずかに顔に喜びを浮かべ、食いついてくる。 俺の言ったことはろくに実現できていないこいつだが、次こそやってくれるだろうか。 「そのおちび、食べてくれ」 「ゆ……!」 れいむが表情を固め、たじろぐ。やはり無理だろうか。 「嫌か?」 「ゆ! ばっで! ばっで……」 戸惑い、怯えた表情を浮かべるれいむ。 なんだかんだで、色んな表情を見る羽目になったな。 「そうだよな、助かりたいよな」 「ゆ……」 俯く。 「でもおちびは食べたくないか? でもさあ、考えてみろ。」 顔を上げ、こちらを見る。 怯えを残したままの、救いを求める表情だ。そんなものを与えようとは思わないが。 「お前だけが許されたらおちびはここであのままだぞ」 「ゆ……!?」 「親に見捨てられ、野ざらしのまま段々朽ちていく……。可哀想じゃないか?」 「……」 「おちびはもう動けないんだ。れいむが自分の体に取り込んでさあ、ここから連れて行ってやれよ。そしたら、ずっと一緒にいられるじゃないか」 「ゆ……ずっと……ゆっくり……」 「そうそう、ずっと一緒にゆっくりできる。それに、俺もおちびを片づけてやらなくてすむから、助かるんだよ」 「ゆ……」 「俺とおちびを助けると思って、頼むよれいむ」 「ゆ……あ……」 ゆっくりとおちびに近づくれいむ。 うんうんの臭いもまだ残るであろうその体に、れいむは今度こそ躊躇わずに食いついた。 ゆっくりと咀嚼する。 すすり泣く声が聞こえたのは、最初だけ。 食べ終えて動かなくなったれいむの前に回る。 おちびは餡子のひとかたまりも残さずに、消えている。土をなめてでも、れいむが食べ尽くしたからだ。 口がだらしなく開かれ、その目はまたも生気をなくし焦点があっていなかった。 そんなれいむに告げてやることとする。 「よしれいむ、今度こそできたな」 わずかに見上げるれいむ。 だが未だにその目は遠くを見ている。 最後だけだが、やっと俺の指図を行動に移せたか。 「これで許してやれるぞ、れいむ。俺はこれ以上お前に危害をくわえない。後は好きに逃げな」 「ゆ!」 れいむの顔に一気に驚きと喜びが灯った。 「ほんとうにゆるしてくれるの!?」 信じられていなかったのだろうか。 「ああもちろん、約束は守らなくちゃな。あ、その前に」 「ゆ?」 「お飾り返してやるからな」 家から出すときに奪い取ったリボンを取り出し、れいむに見せる。 「つけてやるよ。……もう何もしないから、来な」 そう言ってやると、おずおずと近づいてくるれいむ。 さっきの約束は本当だ。だから俺はもう本当に危害を加える気はない。 後はこの親子を逃がしてやるだけだ。 れいむの後頭部の辺りに元通りにしっかりリボンを結んでやった。 「もうちょっとだからな」 そう言ってれいむを少し引き寄せ軽く押さえる。 そして頭にリボンを結ぶ。 れいむは静かに任せている。顔を見ると喜んでいるようだ。お飾りが戻ってきて嬉しいのだろう。 「さ、出来た。もういっていいぞ」 「ゆん……ありがとう! それじゃあ、さよなら」 ゆっくり去っていくれいむを見送る。 れいむは昨晩れみりゃが現れた辺りから逃げていった。 さて、やっといなくなったな。 下手に潰して掃除の手間を増やすのに比べれば、ましなやり方だったろう。 鬱憤もそれなりに晴らせたのだし。 俺は正直おちびがつぶれた時点で充分だった。既に飽きていたのだ。 だがそのおちびもれいむに片づけさせられたし、結果だけ見ればゆっくりの被害にあった割には上々な対処ができた方なのではないだろうか。 そして残ったれいむも、これから自らゆっくりできない所へ飛び込んでいくことになるのだ。 さ、部屋の掃除に取り掛かろう。 れいむは必死に走っていた。 あの人間が見えなくなった時点で、追ってくるのではと俄かに恐くなったのだ。 持てる力の全てで、全力疾走する。 まあ人間の子供の歩行よりと同じ程度の速度だったが。 気付くとれいむは、やたら草の生い茂った土地の前に立っていた。 周りは人間の家が立ち並んでいるばかりなのに、この場所だけに背の高い草が並んでいる。 何のことはない、ただの空き地だった。 だがそんなことれいむは知らず、とりあえず仲間でもいないかと、近づかないで覗き込むようにして見る。 もちろん逃げてきた方への警戒も怠らない。 と、その時ガサッと草をかき分ける音がした。空き地の方で何かが動き、そして近づいてくる。 れいむは一歩二歩と下がり警戒しながらその何かが現れるのを待った。 そして、あらわれたその姿は……ゆっくり。ゆっくりまりさだった。 れいむはそのまりさに見覚えがあった。昨日はぐれた番のまりさだ。 食われたかと思っていたが、生きていたのだ。 「ゆ! まりさぁ!」 「ゆ! れいむ! いきてたんだ……ぜ……」 言葉を尻すぼみにするまりさ。もしかして傷ついているのだろうかと、れいむは思った。 「まりさ! だいじょうぶだったんだね!」 「……ゆ、れいむこそだぜ」 「しんぱいしたんだよ、まりさ」 「ゆ、そうかぜ」 わずかに俯くまりさ。帽子に隠れて表情が窺いづらい。 「まりさ、どうしたの? ようすがおかしいよ?」 「……れいむ、おちびはどうしたのぜ」 「ゆ……おちびちゃんは……にんげんさんに……。 いっしょにつかまっちゃって、たいへんだったんだよ」 「そうかぜ」 後ろを向くまりさ。 れいむは思った。おちびの死を悲しんでいるのだろうと。 あんなにゆっくりとしていたおちびちゃんだったのだ。仕方ない。 まりさが振り向く。 「なら、その……ちいさいおかざりはなんなのぜ!?」 「ゆ!?」 まりさはれいむの頭を見上げ、怒りの表情を浮かべていた。 れいむは戸惑う。まりさが何を言っているのか、分からない。 「お、おかざりってなんのこと?」 「そのあたまについたちいさなおかざりのことなのぜ! ふたつもつけて、おかしいのぜ! それはおちびのじゃないのかぜ!?」 まりさの言う通り、れいむの頭の上はいつもと様子が違っていた。 自前のお飾りは問題なく付いている。 だが、一まとまりの黒い髪が、真っ直ぐ上にのびアホ毛のように突っ立っていた。 その根元を小さいお飾りに支えられて。 「そんなつけかたして! おちびをばかにしてるのかぜ!!」 「ゆ! ゆぴ!?」 混乱しだすれいむ。 緩む思考から何とか絞り出して、れいむは自分とおちびのお飾りのことを思い返す。 自分のお飾りは一度取られたものの、きちんと人間に返してもらったはず。そして、おちびのお飾りは……。 「ゆ! まりさ! にんげんさんのしわざだよ! きっとあのにんげんがれいむに」 れいむの餡子に皮が裂ける音が響いた。 「ゆゆ、ああ、あぁぁぁ!」 まりさが口に石をくわえ、ぶつかってきたのだ。 わずかな裂け目かられいむに痛みが伝わる。 「おかざりをうばったのぜ……!! おちびちゃんから!」 「ま、まりさ! ちがうよ! これはにんげんが」 「うるさいのぜ! ふざけるなだぜ! そんなのうそなのぜ! うそなんかききたくないのぜ!」 「まりざ!」 「おちび! かたきはとるのぜ!」 「やめで! やべでばりざあ!」 まりさのくわえた石が襲いかかる。れいむの体を裂き、ひっこめられてまた襲い、裂く。 れいむの体はぼろぼろになっていった。 まりさの体当たりの衝撃で、増えゆく穴から餡子がさらに漏れ出す。 まりさは石を捨て、れいむの上に乗っかった。 れいむの上で体重を乗せて何度も跳ね、れいむの体から餡子を追い出しながら潰していく。 やがてれいむがピクリとも動かなくなると、まりさは吠えた。 「ゆっゆおおぉぉー!! おちび! かたきはとったのぜえ!」 ゆおーゆおーと、高らかに叫ぶまりさは気付かない。 草陰から自分を見つめる存在に。 昨夜逃した獲物を、再度見つけた捕食者の視線に。 おわり 挿絵:
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串焼き 焼き鳥もも 150円 ねぎま 160円 手羽 200円 皮 150円 つくね 180円 ナンコツ 150円 ハツ 150円 砂肝 150円 カシラ 180円 串焼き豚バラ 200円 トマ豚 230円 ささみ梅 180円 ささみわさび 180円 ピーマン 150円 ミニトマト 180円 しいたけ 280円 ししとう 150円 ねぎ 150円 タコ串 500円 カキ串 450円 エビ串 300円 ホタテ串 600円 盛り合わせ、お任せなどもできます。お気軽にお申し付けください。
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・「町れいむ」シリーズの方が、間を開けすぎて頭の中で整理つかないんでリハビリ中。 ・本作ではれいむが多少酷い目に会います。 かつて大規模なゆっくり被害にあったことで、かえってゆっくりとの距離を縮めることに成功した都市、虹浦市。 中でも虹浦町は、市内の実験森や実験農場同様、町全体を使った大規模なゆっくり生態研究地域として有名だが、 隣町の湯栗町の方は、ゆっくり産業の盛んな地域として、これまた有名であったりする。 まあ、愛で=熱心な保護、というわけでもなく(それではゆっクリンピースになるので)、 ゆっくりに対する理解が深く、ペットにしろ食用にしろ、抵抗なく受け入れるという意味なのだからしょうがない。 そんな湯栗町では当然、ペットだけではなく、ゆっくりを原材料とした多様な製品が開発されている。 熱心な愛好家の中には、衣類や家具はもちろん、家自体が大型ドスまりさやリオれいむを加工したモノという本格派もいるくらいだ。 とはいえ、さすがにそれはやり過ぎの感が否めず、量産化されるわけもない。 では、もっとも発展している分野は何かといえば、やはり飲食料品系であろう。 何と言ってもこれなくしては、ゆっくり産業を語ることはできない。 少年チャン○オンにおける弱虫○ダル、ヤングア○マルにおけるセス○スみたいなものだ。 と、いうわけで今回は、そんな湯栗町でも特に人気の高い商品を紹介してみたいと思う。 『銘菓湯栗饅頭』 D.O 箱を開けると中には今にも語りかけてきそうな生き生きとした表情の赤れいむ達が並んでいる。 赤れいむの表情は、いずれも満面の笑顔であり、これから購入者に食べてもらえることが心底嬉しそうだ。 3個入りで150円、9個入りのファミリーパックはちょっとお得な400円。 『銘菓湯栗饅頭』は、湯栗町の名物中の名物として有名な商品である。 しかし、この一見単純な商品の開発には、同市がゆっくり研究に携わり培ってきた、技術の粋が込められているのだ。 それではこれから、その生産工程を追ってみよう。 長さ100m以上はあるであろう真っ白な廊下。そこにはほこり一つ舞っていない。 幅2m以上の廊下の両脇の壁には、無数のコインロッカーのような扉が並んでいる。 ウィーン・・・ 自動ドアが開き、エアシャワー室からこの廊下へと入ってきたのは、加工所職員である。 白い衣服で全身を包んだ職員は、当然マスクに帽子、長靴から手袋まで真っ白だ。 パカッ。チョキッ×5。パタン。コロコロコロ・・・・パカッ。チョキッ×5。パタン。コロコロコロ・・・・ ロッカーの扉を開き、ハサミで何かを切り離し、卵パックを並べたようなトレイに入れていく。 いくつものトレイを積んでいるコンテナカートは、あっという間に一杯になり、カートは別の部屋へと運ばれていく。 その職員は、ロッカー扉の開閉音と、カートの車輪音の他に、何の音もしないこの部屋で、ひたすら『収穫作業』を続けていた。 縦横40cm、奥行き60cm程のロッカーの中には、 あんよを太さ3mmほどの、返しが付いた針を剣山状に並べた固定器具に貫かれ、数本のチューブにつながれながら 「ゆぅ・・・ゆぎぃぃ・・・」 と歯を食いしばって痛みに耐えているれいむが1個づつ入っていた。 頭にはツタが生え、赤れいむがぴったり5個づつ成っている。 職員は、そのツタを等間隔にハサミで切り取り、実ゆに直接触れることのないようにそっと1個づつ切り離していく。 切り離した実ゆは、もうすぐ産まれようとしているサイズであり、ここで切り離しても死にはしない。 正確には、今収穫している赤れいむ達は、今から25分後の、6時12分00秒に産まれ落ちるよう設定されている。 「ゆ・・・ゆぎぃ。おぢびぢゃ・・・がえぜぇ。」 誰も答える者のいない抗議を続けるれいむ。 一方収穫の終わった職員は、そのロッカーに設置されている赤いボタンを押し、 扉をパタンと閉じて次のロッカーに作業を移していた。 赤いボタンの押されたロッカーは、収穫済みということであり、 扉を閉じられてから間もなく、これで数10回目になる強制すっきりーが開始される。 まむまむに接続された、れいぱーありすを模した繁殖用器具から 「むほぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!!」 という作動音とともにれいむ種から抽出した精子餡を注入されるわけだ。 必要とされるのはれいむ種だけなので、当然本物のれいぱーありすを使うわけにはいかない。 「ありずぅ・・・もぉ、ゆっぐりざぜでぇぇぇぇ・・・」 こうして、「生産室」では日夜無数の赤れいむが生産され続けている。 所変わって収穫された赤れいむを満載したカートは、その隣の部屋に運び込まれている。 ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン・・・・・・・・・ 広大な部屋一面には15cm間隔で低い壁板に仕切られた、何本ものベルトコンベアーが配置されている。 2枚の壁板に仕切られた空間の中央には、赤れいむのツタを引っかけておくフックが設置されており、 赤れいむ達がこのベルトコンベアー上で産声を上げるように設定されていることが分かる カチッ・・・カチッ・・・カチッ・・・カチッ・・・カチッ・・・ 「ゆぅ・・・?・・・ゆぅ・・ゆぅ・・」 赤れいむたちは、全員がベルトコンベアーの進路側面、同じ方向を向くようにフックに取り付けられる。 その方向にあるのは、大画面のスクリーンとスピーカー。 これが、これから産まれ落ちようとしている赤れいむ達の、味と表情を決定する装置となるのだ。 次にベルトコンベアーの床面を見てみよう。 見た目ではリノリウム床のような質感を感じさせるシートの中央には、 ちょうど赤ゆのあんよの大きさの赤い丸が描かれている。着地点を示しているのだ。 手で触るとぺたぺたと微妙に吸いつき、低反発枕を柔らかくしたような感触を感じさせる。 もともとは飼いゆっくりを傷つけずにスパンキングする目的でつくられた新素材なのだが、 わざわざ加工所で採用されたのには理由がある。 ああ、そろそろフックに固定された赤れいむたちが産まれ落ちる時間のようだ。 「ゆ・・・ゆぅ・・・」 ぷる、ぷるぷる・・・ぷちり! べちょり! 「ゆ・・・ゆぅ、ゆっくち、ゆっくちちちぇっちぇにぇ!!!」 返事は無い・・・ 「ゆ?ゆっくちっ、ゆっくちちちぇっちぇにぇ!!ゆっくち・・・」 キョロキョロと全身を捻ってあたりを見回すが、返事どころか母れいむらしき姿自体どこにも見当たらない。 「ゆ、ゆぅん。ゆっくちおきゃーしゃんさがしゅよ。ゆ・・・ゆぅ?あんよしゃんうごいちぇにぇ?」 そして、ゆっくりした母が姿を一向に見せようとはしないことを不審に感じて探し回ろうとするが、 赤れいむのあんよはなぜか動いてくれない。ずぶずぶと床に沈みこむ様な嫌な感触が返ってくるだけである。 「ゆあーん。ゆっくちできにゃいー。」 * o + 実は、これこそがベルトコンベアーの床面の、新素材の効果だ。 以前はあんよを焼いたり、削り取ったり、接着テープや針等で固定したりしなければ動きを止めることができないと考えられていたが、 歩行能力の低い赤ゆに関しては、低粘着・低反発素材の上では身動きが取れなくなるということが、偶然発見された。 あんよと呼ばれる饅頭底部全体をダイナミックに動かすことで這い、跳ね回るゆっくりならではの弱点なのだろう。 おそらくゆっくりにとってこの床面は、砂漠の流砂に沈み込むような感覚であるに違いない。 ともあれ、この床のおかげで、湯栗饅頭はゆっくり本来の食感、見た目の美しさを残したまま加工できるようになったのだ。 「ゆ・・・ゆぅぅぅ・・・あんよしゃん、うごいちぇにぇ。ゆっくちしちゃいー。」 この間にも周囲では500個以上の赤れいむが産まれ落ち、最初の1個と一言一句まったく同じ言動を行い、メソメソと泣き始めた。 そうして十分に赤れいむ達が自分の現状を認識した頃、ブゥゥン、という音とともに、プロジェクターとスピーカーが作動する。 「・・・ぃびちゃん、おかーさんはこっちだよ。おちびちゃん、こっちむいてね。」 それは、赤れいむ達が産まれ落ちる前のまどろみの中、ずっと聞き続けた声だった。 「おきゃぁしゃん!ゆっくちー!」 赤れいむ達は、産まれる前のおぼろげな意識の中で、ずっと自分に語りかけてきてくれた母れいむの声を聞いて生気を吹き返す。 無論、実際は疲労と苦痛にもだえ苦しむ母れいむ達が語りかけてくれていたはずも無く、 実は繁殖ロッカー内にスピーカーで流され続けていた、「理想の母れいむ」の声を聞いていたに過ぎないのだが・・・。 そして、スクリーンにはそのゆっくりした声の主、母れいむの姿が映し出されている。 その姿は、美しいおリボンとふくよかな下膨れの、まさに赤れいむ達が理想とした、ゆっくりした美れいむであった。 「おきゃーしゃん、ゆっくちしちぇっちぇにぇ!」 「ゆーん、おきゃーしゃん、ゆっくちしちぇるにぇー。」 「ゆっくち!ゆっくち!」 しかし、赤れいむ達が望んだ反応、 「ゆっくりしていってね、おちびちゃん。」 という初めての挨拶も、 「れいむのおちびちゃんはかわいいね!すーり、すーり、しあわせー。」 という、スキンシップも帰ってくることは無かった。 「・・・なに、このゆっくりしてないおちびちゃん。ちかづかないでね・・・」 「・・・きたないおりぼんだね。ゆっくりできないよ・・・」 「・・・うんうんくさいよ。ゆっくりしないでむこうにいってね・・・」 「・・・こんなゆっくりできないゆっくりは、れいむのおちびちゃんじゃないね・・・」 一瞬前までとてもゆっくりしていた母れいむ。 しかし、赤れいむ達が語りかけた瞬間、その表情は180度反転した。 その瞳は、まるでお飾りが無いゆっくりを見るかのように侮蔑する気持ちを一切隠さず、 その声は、山盛りのうんうんに対してよりも容赦なく吐き捨てるような、嫌悪の感情そのものであった。 「ゆ・・・・ゆぁぁぁぁああああ!!!おきゃあしゃん、どぼじで、どぼじでしょんなこというにょぉぉぉおお!!」 「ゆっくちしちぇ、ゆっくちしちぇよぉ!」 赤れいむ達が泣き叫ぼうと、母れいむの冷酷な反応はまったく変化しない。 「・・・なに、このゆっくりしてないおちびちゃん。ちかづかないでね・・・」 「・・・きたないおりぼんだね。ゆっくりできないよ・・・」 「・・・うんうんくさいよ。ゆっくりしないでむこうにいってね・・・」 「・・・こんなゆっくりできないゆっくりは、れいむのおちびちゃんじゃないね・・・」 「ゆぴぃぃぃぃぃ!!!ゆっぐぢぃぃぃい!!」 よく聞けば、まったく同じ台詞、映像を30秒毎にリピートしているだけなのだが、 所詮は食用の赤れいむ達が、そのことに気づくことは無い。 ちなみにこの撮影の際に母れいむ(仮)の前に置かれたのは、 おリボンともみあげにハサミを入れてズタボロにした挙句、うんうんを全身に塗りたくった実の娘れいむであった。 この母れいむも、餡子は美味だったらしいが、なかなかのクズ饅頭っぷりである。 「ゆ、ゆぁ、おきゃしゃ・・・」 「ゆぴぅ・・・ゆっくち・・・」 それを続けること約3分、すっかり憔悴しきった赤れいむ達が、 あまりのゆっくり出来なさに、もはや世界の終わりのような表情でうなだれてくれば下ごしらえの完了である。 しかし当然、このままでは、ゆっくりした表情が売りの湯栗饅頭には向かない。 そこで、次の工程が必要になる。 「ゆ・・・ゆっくちしちゃいよ・・・」 「・・・おきゃーしゃ・・っくちぃ・・・」 500個以上の赤れいむ達が産まれ落ちてから4分15秒後、 そのお通夜のような空間に、再びゆっくりした優しい声が響く。 「・・・ぉちびちゃんたち、ゆっくりしてね。すーりすーりしようね。」 「ゆゆっ!!ゆっくち!?」 赤れいむ達が顔を上げると、そこには、先ほどまでとはまるで別のゆっくりのような、優しい笑顔の母れいむ。 「かわいいれいむのおちびちゃん、ゆっくりしていってね!」 母のやさしい笑顔とゆっくりと語りかけてくる声、 それは、赤れいむ達の乾ききった心に、砂漠に滝が突然生まれたかのごとく、ゆっくりを注ぎ込む。 打ちひしがれていた赤れいむ達は、もはや母れいむの変貌振りに不審を抱く隙間すら生まれず、 周囲3方向から自分に照準を定めるアームの存在にすら気づかずに、その喜びを全身で爆発させる。 「ゆっくち!!ゆっくちしちぇっちぇにぇっ!!!」×513 ブゥン・・・・・・ それが、赤れいむ達が最後に発した言葉らしい言葉だった。 このアーム、最近ゆっくりの遠隔発情用に開発された、超指向性の振動波発生装置である。 本来の用途は、100m以上離れた場所からゆっくりの餡子を揺らして、 瞬時に発情させて繁殖させるという、無駄にテクノロジーを使った、おそらくは虐待用途以外のための製品だ。 しかしこの工場のように、1個のゆっくりに対して複数方向から囲むように放射した場合、 うまく入射方向を調整することで、中央に立つゆっくりの中枢餡を瞬時にかき回し、 食品として不必要な生態機能を止めることも出来る。 この工程で、赤れいむ達は中枢餡の実に7割近くをかき回され、 言語を自由に発することも、表情を変えることも永遠に出来なくされるわけである。 この処置を終えた赤れいむ達は、言葉を聞き取ることはできても、自分から話すことはできない。 餡子をかき回された激痛と吐き気の中で、その本能にまで刻まれた唯一つの言葉しか発することが出来なくなるのだ。 すなわち、 「ゆ゛・・・ゆっくりしちぇっちぇにぇ・・・」 そして、その目の前では、動画の続きとして次のようなやり取りが延々15分ほど流れ続ける。 「ゆーん、れいむのおちびちゃんはゆっくりしてるね。」 画面端からぴょんぴょんと跳ねてくる、一匹の赤れいむ。 「おきゃーしゃん、ゆっくちちちぇっちぇにぇ!!!」 「おちびちゃん。ゆっくりしていってね。」 「ゆーん。ゆっくちちちぇっちぇにぇ!ゆっくちちちぇっちぇにぇ!」 「ゆふふ。おちびちゃん。ゆっくりしていってね。」 「ゆわーい。ごあいしゃつはゆっくちできるにぇ!」 「むーちゃ、むーちゃ。ちあわちぇー。」 「ゆゆーん、おくちのまわりがよごれてるよ。ぺーろ、ぺーろ。」 「ゆぅーん!しゅっきりー。」 「おきゃーしゃん。しゅーり、しゅーり。」 「ゆふふ、おちびちゃん。すーり、すーり。」 「しゅーり、しゅーり。ちあわちぇー。おきゃーしゃん、きもちいーにぇ。」 「それじゃあ、そろそろすーやすーやしようね。おちびちゃん。」 「ゆっくちー。れいみゅ、ひちょりでおふとんしゃんしけりゅよ。みちぇちぇにぇ。」 * o + # * o + # * o 。 こうして、赤れいむ達が笑顔のままボトリボトリと涙を流し続け、その涙が枯れ果てたころに動画は終わり、 コンベアーは再び動き始めるのである。 こうして、「調整室」における全工程が終わった赤れいむ達は、コンベアーの流れに沿って、 最終工程、「蒸ゆ室」で、加熱調理・殺菌が行なわれる。 「ゆぇぇぇぇ・・・ゆっくちしちぇいっちぇぇぇぇ・・・」 「ゆっぐぢぃ・・ゆっぐぢぢぢぇいちぇにぇぇ・・・・・」 「ゆぇぁぁぁぇぇぇ・・・ゆぇぇぇぇぇぇ・・・」 無論、永遠にゆっくりして鮮度が落ちてしまっては、せっかくの新鮮な赤れいむが台無しとなってしまう。 温度、湿度から調理時間にいたるまで、生かさず殺さずの、綿密な計算の上で設定がなされているのだ。 笑顔のまま室内全体に断末魔の悲鳴を響かせ続ける赤れいむ達は、 この最終工程で、その甘さとふっくらとした柔らかさをさらに増していくのである。 こうして「蒸ゆ室」でじっくりと調理された赤れいむ達は、ぷりぷりとした肌、 赤白の鮮やかなおリボン、そして、ゆっくりとした満面の笑みをたたえた表情の、すばらしい饅頭となる。 銘菓・湯栗饅頭の完成だ。賞味期限は赤れいむが永遠にゆっくりするまで。 あとは、それぞれ3個、もしくは9個毎にパッケージされて、店頭に並ぶ。 湯栗饅頭は今日も母親と一緒に買い物に来ている子供達や、部活帰りの中高生に大人気だ。 「いつみてもゆっくりしてるわねー。この赤れいむ。」 「やっぱり食用のゆっくりは、食べられるのがゆっくりー!なのよ。」 「ゆ゛・・・ゆっくちしちぇっちぇにぇ・・・」 「きゃー!カワイイー!」パクリッ 「ゆぐぢぃぃぃ・・・」 「おかーさーん!おまんじゅうかってよー!」 「もー。しょうがないわねぇ。それじゃあ、3匹入りくださーい。」 「へいへーい。今日のれいむ達も、ゆっくりしてますよー!」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ・・・」 「いっただきー!」ムシャムシャ・・・ 「ゆ゛・・・ゆっぐぢぃぃ・・・ゆぐぢっ!・・・・・・」 「お行儀悪いわよ。お家に帰ってからにしなさい。」 * o + 加工所の目玉商品である湯栗饅頭、その生産工程は厳重に隠され、これからも明かされることはないであろう。 その甘さに、明らかな虐待の匂いを感じ取っているのは、現在のところ、ごく一部の愛好家のみである。 先日ペッパーあきさんからもお話しあったのですが、 私の適当に使っている「虹浦町」「虹浦市」「湯栗町」などの固有名詞や、 その他シリーズもので使っている各種舞台設定等については、ご自由に流用していただいて結構です。 むしろありがた過ぎます。 別に専売特許というわけでもないし、倉塚校長とか、湯宇川教授とか、儚井さんとか、M枝・わん五郎夫妻とか、 こちらこそ無断で遊びすぎてるくらいですからねぇ。 ていうか大丈夫なのだろうか。倉塚校長は変態街道ばく進中、M1さんに至っては老夫婦になってるし。 餡小話掲載作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 プラス本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけのおまけのおまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 翌年 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(おまけ)